質問・感想 回答・検討・紹介 2009・10・20の講義 091023
 
 大沢真知子先生の講演
 
 質問・感想等
 
 ○わかったこと・印象深かったこと
・アメリカで昔は日本と同じ、男が働いて女が家にいたこと。
・ヨーロッパでは子育て支援が充実し、母親への子育ての負担が少ない。
・時代の変化とともに「働く」ことも変化している。
・加減を知る、足るを知ることが競争社会を生きていくために大切だ。→瑠璃光寺、境内内、「吾唯足るを知る」の碑あり。
・自分から積極的に動いて、自分の知りたいことを大学生活の間に知ることはWLBにつながる。
・いろいろな可能性を広げていこうとする姿勢。
・WLBを学ぶのは、自分を知るためで、回りの環境社会を学ばなければ自分を知ることができないということ。
 
 ○考えさせられたこと・考えたこと
・出産退職後職場に戻ることが非常に難しいことがわかった。
・アジアの国々と欧米の国々では企業に対する人々の考え方と、男女としての思想の差がWLBと女性活用の差異になる原因だと思う。
・WLBをおこなうには、経営者・上司の考え方が変わるか、政府が法整備をおこなうしかない。私は社会にこの考えを広げて知ってもらうことがよいと思う。
・自分の中に4つの領域(仕事・自分・人間関係・社会貢献)を持つということに納得した。
・女性の立場をここまでしっかり聴くことができてよかった。自分の将来を深く考えることになった。
・私は何をしたいか、すべきかをまとめることはとても大変なことだと思うが、ちゃんと向き合っていこうと思う。
・誰に会うかじゃなく自分が何をするかで幸せになれるということ。
・自分が中心になって生きる社会と言う言葉。
・これからは自分のステージごとに今の自分はどこでがんばるべきか考えて生きたい。
・男は仕事という固定観念を捨て、協力できる社会を作って生きたい。
・男は仕事、女は家事という固定観念は薄くなっていると思うが、男女の賃金の差が生涯となっている気がする。賃金の多い男性の方が仕事をするという形になっていて、不景気が追い討ちをかけると思う。→不景気は家事から仕事へと向かわせるのでは?
・収入は生きていける分あって、家族と過ごす時間や自分がしたいことに使う時間が作れるのは重要だ。
・自分が就職するときには改善されているとよいなあ。
・国が自分たちにしてくれるべきことがもっとあるのではないかと初めて考えさせられた。→".... Ask what you can do for your country." (J. F. Kennedy)の姿勢も。
・日本も有給休暇をとりやすい環境を作るべきだ。
・WLBは重要なことで、過労死の減少にも繋がる。自分も将来仕事と生活を充実させたい。
 
 ○疑問
・日本でWLBが浸透しない原因は?
・男女差別、人種差別が最も少ない国は?
・WLBの費用は余りかからないとあったが、本当(かなりかかるのでは)?
・1987年雇用機会均等法以前はもっとひどく差別されていたのか?
・余裕のない中小企業は政府が支援すべきでは?
・資料中の、待機児童数は保育所が増えると増加する傾向がある」というのはどういうことか?
・フランスは短時間労働でなぜあれだけの生産性があるのか?→注意:生産性と一人当たりの所得とは異なる。生産性が低くても長時間働けばその国の方が一人当たり所得は高くなりうる。その上で、問題は、今、どちらの生活の仕方を選ぶか。
 
 ○全般
・興味深い内容。外国のデータもありわかりやすかった。
・学校の教科書では学ぶことができないことで勉強になった。
・自分にとっての幸せを考えるよい機会になった。
・日本女子大学に行ってもっと講義を聞きたい。