質問・感想 回答・検討・紹介 2009・10・23の講義 091027
 
 質問・感想等
 
1 進め方
 
・掲示がなかったが?→
・絵や図による説明はわかりやすい。
・予習で教科書を読んだあとの授業は授業への取り組み方も違ってくるのでとても楽しい。
・普通だったら読み進めず先生の話を流してしまいそうなところを、円でまとめておくことで予習時の疑問が一気に減る!
・板書をもっと丁寧に。
 
2 内容
 
・経済は多くの国々が細かく関わりあっている(協力している?)点で共同事業といえるか?→明言が難しいが、いえるかもしれない。(経済活動=ルール・枠組み+自由な活動)
・分業の発達前は人間は個々に生活していたのか?→血縁の小集団。(母系?父系?)
・P.14の現世的共感とは?→「来世に救われるために今、他人を助ける」という条件付援助ではないもの。
・世界規模の同胞意識(を生むもの)は、冷戦後は環境問題以外にあるか?→
・ある程度の平等性、はどの程度まで進むのか?→公正な分配と納得できる再分配の結果。
・応能と応有の違いがまだよくわからない→貢献度・働きに応じた分配、と、生産要素の提供(所有物(土地、資金など)の提供)に応じた分配の違い。
占有→土地獲得   →土地提供→地代(地主)  ・・・地価税 土地改革(再分配)
相続→土地獲得   →土地提供→地代(地主)  ・・・相続税
  労働→貯蓄→資金所有→資金提供→利子(貸し手)
  相続→貯蓄→資金所有→資金提供→利子(貸し手) ・・・相続税
                  利潤(企業家)
労働        →労働提供→賃金(被用者)
・戦後、農地以外の土地の再分配はあったのか?
・労働者の地位が低かった頃の不払い労働はどのくらい低かったのか?→F.Engels『イギリスにおける労働者階級の状態』1845
・浮浪者取締り→雇われる→低賃金、の流れは、まだ経験していない国はすでに経験した国を見て通らずにすることはできないのか?→できるのでは。一般的に、大きな問題。社会の変化の流れがどうできていくのか?そのときに他国から学ぶことの有効性は?(例:明示の日本、欧州に学んだ。)
・現実には日本では累進課税であり、これは、自分が努力して得たもの(応能分配分)を累進的に失う(共有物として提出)ので、不平等ではないか?→定額(全員一定額を払う)・定率(比例)・累進、どれがよいか?
・貧困率の上昇の理由は老人が増えているからでは?→それが大きい。+一人親家庭の貧困率の高さ(日本)
・脅怖とは恐怖の俗語か?→
・核戦争は今後発生するか?→
・マルクスは本源的蓄積論を自ら否定しているのか?→No. 私が「彼がこれによって資本主義を否定することはできない」と論じている。
・「生産関係」に対する「生産力の反逆」の意味は?→大きくなった体が小さいままの服を破ってしまうようなもの。
・社会主義(ソ、中など?)は完璧な平等分配を実現できたか?→社会主義は応能分配。(これまで数倍の所得差。)
・社会主義の段階では(経済)成長が止まるのか?→マルクスの考え:No.
・資本主義だと生活できないものが出、昔に戻ると低い生活水準。どちらがよいのか。→完全雇用と高い生活水準の両立に向かって進んできた。(螺旋的進歩)
・低賃金とはどこからが低賃金なのか?→貢献分より少ない賃金。
・日本には児童手当(一般的給付)に加えて児童扶養手当(母子家庭対象)もある。これは少子化対策に役立っているのか?
 
 感想
・もともとは利己的であった人類が他者と資源を共有し始めたということに時代の変化、重みを少し感じた。
・職につけない人がたくさんいる以上、国は何かしらの対応をすべきではないか。