担当授業概要一覧 

 

1)担当授業科目名一覧(2001〜2003年度)  (2004年度〜

 

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 (2004年度〜 )

 

 共通教育科目

基礎セミナー

2005年前期

 

2006年前期

 

 

 

社会科学概論

 

 

 

 

 

 

教養(経済)英語(

2005年前期

2005年後期

 

 

 

 

総合科目(有田) 

 

 

 

 

 

 

経済学部入門

 

 

2006年度前期(1回)

 

 

 


 専門科目

政治経済学I

 

2005年後期

 

 

 

 

経済政策総論

 

2005年後期

 

2006年後期(2)

(古河先生・前期)

 

比較経済政策論

 

 

 

 

 

 

演習1

2005年前期

2005年後期

2006年前期

2006年後期

 

 

演習2

2005年前期

2005年後期

2006年前期

2006年後期

2007年前期

2007年後期

卒論指導

2005年前期

2005年後期

2006年前期

2006年後期

2007年前期

2006年後期

 

 大学院修士課程対象(経済学研究科)

経済政策論A

 

 

2006年前期

 

(施先生・集中)

 

経済政策論B  

 

 

 

2006年後期

 

 

演習T(日)

2005年前期

2005年後期

 

 

 

 

演習U(日)

2005年前期)

2005年後期

2006年前期

2006年後期

2007年前期

2007年後期

Seminar IE

 

 

 

 

 

 

Seminar II (E)

2005年前期

 

 

 

 

 

研究生指導

 

 

 

 

2007年前期

2007年後期

外国書購読

 

2005年後期

 

 

 

 

 

 大学院博士課程対象(東アジア研究科)

講義

(2005年前期)

(2005年後期)

(2006年前期)

(2006年後期)

(2007年前期)

(2007年後期)

基盤演習

2005年前期3

2005年後期3

 

 

 

 

プロジェクト演習

 

 

2006年前期3

2006年後期名

2007年前期

2007年後期

     講義→A Theory of Justice または

『正義論』

 非常勤講師

経済人類学  

2005年前期

 

2006年前期

 

 

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 2)担当授業概要一覧

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 基礎セミナー 初期教育  総説  

 

開設科目名 基礎セミナー(経済)   所属学科・コース 基礎セミナー部会 

セメスター 前期 実施曜日・時限 月曜日34時限  対象学生

配当学年 1年生 授業区分 必修 演習  単位数 2 単位 備考 

 

概要

 

T みんなで2冊の本を読みます。入門書です。

 

暉峻淑子著 『豊かさとは何か』『豊かさの条件』

 

参考)前回の内容

1、『シンプル人生の経済設計』森永卓郎、中公新書、2002

2、『パパラギ』立風書房、1981

3、『社会認識の歩み』内田義彦、岩波新書、1971

 

 読み方は順番に何ページかづつ読んできて、その内容をみなに説明するというものです。

 そのために、いくつかの班に分かれて、割り当てられたところを班で読み、感想などを出し合い、発表内容をまとめてきます。

 

U 時事問題を考えます。

 

 時事問題とは毎日のニュースのことです。新聞が主な材料になります。ゼミナールの授業の中で、15分から20分ぐらいをこのための時間にあてます。毎回二人が新聞記事から紹介をし、それについての意見交換をします。

 

目標

 

 Tの目標 社会をどう考えたらいいかを考える

 

 まず、森永さんの考えを読んで、今の日本経済の状況について考えます。(「不況ってなんだろう?仕事は見つかるだろうか?」など。)次にツイアビ酋長の考えを読んで、文明社会と未開社会について考えます。(「進んだ社会ってなんだろう?人間の幸せと社会の進歩とはどう関係するんだろう?」など。)そして内田さんの考えを読んで、社会を理解する方法について考えます。(「社会ってどうしたら理解できるんだろう?」。)

 

 Uの目標 今の社会でどんな問題が起こっているかを知る。

 

 大学入学までは、広い知識を身に付けました。こんどはその使い方を考えるときです。そのために、今私たちの周りでは何が問題なのかを知りましょう。15週で30のトピックに触れることができます。

 

授業計画

 

【全体】

 大体、一冊を一ヶ月ぐらいのペースで読んでいきましょう。

 できるだけ3冊みんな読み終えたいと思います。

 

成績評価法

 

成績評価方法-a 定期試験(中間試験と期末試験)    評価に加えず

成績評価方法-b 小テスト/授業内レポート        2040%

成績評価方法-c 宿題/授業外レポート            評価に加えず

成績評価方法-d 授業態度や授業への参加度        2040%

成績評価方法-e 受講者の発表(プレゼン)や授業内での製作作業(作品)  2040%

成績評価方法-f 演習                             2040%

成績評価方法-g 出席                            欠格条件

成績評価方法-h その他の項目                   

 

教科書

 

 教科書は、大学前の文英堂書店で購入してください。

 

参考書等 なし

メッセージ  入学おめでとう!これから4年間、楽しく、じっくりと、いっぱい、考えていきましょう。人間を、社会を、自然を。

キーワード 

履修上の注意  

発展科目 

備考 塚田研究室のHPアドレスは: http://www.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~ht/mypage2.htm です。参考にしてください。

 

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社会科学概論

授業科目 

社会科学概論

単位数

単位

担当教官

塚田広人

 

開設期

前期

開設時限

曜日

7・8

時限

科目類型

総説

〔授業の概要・授業の目標〕

<授業の概要>

現代社会の仕組みと現状・問題点を、環境問題、経済活動、政治などについて、資料集の多くの材料をもとに考えます。入門的な講義であり、一つ一つを深く掘り下げることはできません。多くの問題を知ることに重点を置きます。

 <授業の目標>

 社会科学に関連する諸問題に広範囲にふれ、今後皆さんが社会の問題を考えていくための基礎知識を得ることがねらいです。

 <注意>

最初に社会に関する基本的見方(効率性、公正性、慈恵性のバランス)について説明します。なお、講義の進度によっては、下記の予定している内容は若干ずれる場合があります。

( )

             

       

<>

講義の視点の説明

 

<>

巻頭特集1〜5

 

<>

環境と人間    1−1 環境と生活

 

<>

現代の人間と文化 2−3 現代社会の特質と青年期の課題

 

<>

         2−4 民主社会の倫理

 

<>

現代の政治と経済 3−1 地域社会の変化と住民の生活

 

<>

         3−2 現代の経済と日本経済の特色

 

<>

         3−3 政府の経済活動と租税

 

<>

         3−4 国民福祉と暮らし

 

<10>

         3−5 憲法を暮らしの中に @〜L

 

<11>

             同         M〜23

 

<12>

国際社会と人類  4−1 国際政治の変化

 

<13>

         4−2 国際経済の動向と経済協力

 

<14>

         4−3 人類の課題

 

<15>

まとめ

 

成績判定基準

出席点と毎回の小レポートとグループ発表(一回)による。

成績評価方法

出席点60点、小レポート(15回)30点、グループ発表10点

テキスト・参考書

『2002新資料現代社会』(一橋出版) 文栄堂

オフィスアワー

水曜日午後1:30−3:00(その他、在室時はいつでもよい。)

メッセージ等

e-mail: ht@yamaguchi-u.ac.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(下記参照)

 

注1)(教官用メモ:レポートとグループ発表について・・一週前に小レポートを受け取り、そこから2,3名づつ選び、個人として発表するのがよいか?)

 

 

 

 

2002年度前期 掲示記録

 

社会科学概論 講義概要の訂正

 

( )

             

       

<>

講義の視点の説明

 

<>

巻頭特集1〜5

 

<>

環境と人間    1−1 環境と生活

 

<>

現代の人間と文化 2−3 現代社会の特質と青年期の課題

 

<>

         2−4 民主社会の倫理

 

<>

現代の政治と経済 3−1 地域社会の変化と住民の生活

 

<>

         3−2 現代の経済と日本経済の特色

 

<>

         3−3 政府の経済活動と租税

 

<>

         3−4 国民福祉と暮らし

 

<10>

         3−5 憲法を暮らしの中に @〜L

 

<11>

             同         M〜23

 

<12>

国際社会と人類  4−1 国際政治の変化

 

<13>

         4−2 国際経済の動向と経済協力

 

<14>

         4−3 人類の課題

 

<15>

まとめ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 塚田(2002・4・12)

 

社会科学概論 

小レポートの範囲 と グループ発表の要領   02.4.25

 

 授業もやっと軌道に乗り始めました。さて、今後の提出物などの注意です。

 

小レポート

 

今回に続き、次回から次に進む範囲でテーマを決め、小レポートを書くこと。

毎回授業時に提出のこと。

 

例)

5月2日は「1−1環境と生活」を提出する。

5月9日は「2−3現代社会の特質と青年期の課題」を提出する。というように。

 <>

環境と人間    1−1 環境と生活

<>

現代の人間と文化 2−3 現代社会の特質と青年期の課題

<>

         2−4 民主社会の倫理

<>

現代の政治と経済 3−1 地域社会の変化と住民の生活

<>

         3−2 現代の経済と日本経済の特色

<>

         3−3 政府の経済活動と租税

<>

         3−4 国民福祉と暮らし

<10>

         3−5 憲法を暮らしの中に @〜L

<11>

             同         M〜23

<12>

国際社会と人類  4−1 国際政治の変化

<13>

         4−2 国際経済の動向と経済協力

<14>

         4−3 人類の課題

<15>

まとめ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グループ発表

 

発表の週の火曜日6時までに塚田まで提出すること。(経済学部棟)

書式 A4版2枚 「1、テーマ、2、研究内容、3、結論 注)使った資料」

短時間でうまく伝えられるよう、強調点など工夫すること。

ワープロ書きのときは、フロッピーディスクも持参すること。(コピーします。)

発表時間は10分。

図書館を活用すること。(図書、インターネット、CD版の新聞記事などが使える。)

 

以上

 

工学部 社会科学概論受講者へ 02・5・15

  5月30日は工学部のグループ分けをします。

  必ず出席して下さい。

  (この日は塚田は工学部の教室から授業をします。)

 

 塚田

 

社会科学概論受講者へ 5月20日 (塚田)

 

 評価方法の変更について

 

 評価方法を次のように変更します。

 

 理由:SCS教室利用に伴い、出席管理が困難なことが判明したため。

 (当初は予定通り出席を採るつもりで、5月中旬に受講者名簿ができるのを待って出席を採ろうと予定していましたが、講義をしてみて両教室を正確に出席管理するのは無理だと判断しました。)

 

 変更後の評価方法

 

 出席点     最高20点 (ただし、特別に全員に一律に与える)

 小レポート   最高60点(一回最高5点×12回分)

 グループ発表  最高20点

 

 以上

 

 (出席点とグループ発表点(やった人)は皆もらえます。小レポートでは差がつきます。)

 

 社会科学概論 (2002年前期、担当:塚田) 2002・5・24

 

 工学部教室 グループレポートの担当日程一覧

 

G番号    担当者        担当部分  

 

6月13日

33 吉森 児玉 高津 中川 3章 4−1     

34 山岡 安原 木戸 小野 4−2

35 平山 今井 中本 田中 4−3,4

36 桜井 伏尾 江頭 山下 4−5

37 米村 那須 岸縄 入山 4−6,7

 

6月20日

38 梅林 都  中村 浜口(注1)5−1,2 

39 小塚 平岡 森崎 吉浦 5−6

40 岩崎 横田 白浜 平田 5−8

41 青木 久弘 水上 松尾 5−9,10,11

42 新宅 田口 木本 GUAN TAO 5−12

 

6月27日

43 内田 高田 河本  REN BAOSHENG 5−14

44 大橋 山中 石上 小郷 5ー15,16

45 植村 兵動 西村 鈴木 5−18,19             

46 喜多 菱川 岸川 山下 5−20,21

 

7月4日                     

47 庄司 月森 宮北 森本 5−22,23             

48 馬詰 西原 森  浅田 4章 1−1 

49 森  二見 野田 石橋 1−2       

50 松永 安部 坂本 中野 1−3       

51 東  塚原 藤本 安元 1−4       

52 落合 野沢 横山 上田 1−5       

 

7月11日

53 下崎 高島 三宅    2−1       

54 新藤 百崎 新納    2−2       

55 松永 荒木 網野 高井 2−3       

                                      

(注1)浜口君は他の三人と連絡がついたら同Gに加わること。

 

  ◎A4 2ページ (これまで例外もあるが、極力この枚数で書くこと。)

 ◎発表の週の火曜日6時までに塚田まで添付ファイルで提出すること。

  Wordか一太郎を使用のこと。(他のソフトでも、私のパソコンで読めるものならよいのですが、この二つなら間違いありません。)

  →ht@po.cc.yamaguchi-u.ac.jp

 ◎どうしても手書きとなるときはファックスか郵送で(但し火曜日までに必着)

  →ファックス:083−933−5558

  →郵送先:山口市大字吉田1677−1 山口大学経済学部 塚田広人宛

  (郵送したときは必ずその旨電話を入れること。受け取り忘れがないようにするため。)

 

 以上

 

社会科学概論 の小レポート提出範囲について

 

 5月23日掲示の、6月20日と27日の範囲の予定に

 混乱がありました。

 

 お詫びし、訂正いたします。

 

 正しい範囲(シラバスどおり)

 

 6月20日 3章5節 1−13 

 6月27日 3章5節14−23

 

(これがそれぞれ1−11,12−23となっていました。

 すでにこの範囲で20日に出した人、27日に出す人も

 不利にならないように評価します。)

 

 塚田 (6.21掲示)

 

 

 社会科学概論 小レポートからの論点紹介02・7・11提出分

                                                        2002・7・18 塚田

 ・最終回の提出分からの論点紹介は授業ではできなかったので、書面でお伝えします。

 

 核兵器

・広島・長崎の証言 ある亡くなった少女の言葉 「ねえ、お母さん、私のどこが悪かったのかしら。どうして、みんな一緒に生きては行けなかったの。・・・」

・広島平和宣言:原子力で争う世界戦争は人類の破滅と文明の終末を意味することを世界の人々に知らしめた。(1947)

・自分は戦争中に生まれてこなくてよかったといつも思っている。

・米国ではいまだに原爆投下は正しかったとの意見も強いという。しかしやはり誤りだった。

・戦争は実際に起こったことであり、核兵器によって苦しめられている人もまだ実際にいる。

・私たちは核に対する不安をもちながら、なぜ核を保有するのか。

 

 従軍慰安婦

・国同士は話がついているのではないか?

・いくつかの証言は嘘だった。小林よしのりの『戦争論』はこの問題を考えるよい材料だ。[HPにも全く正反対の議論があります。歴史の検証は難しいのですが、今後もこうした歴史の問題に取り組んでいってください。小林よしのり氏の主張には、一歩引いてじっくり考えるべきところもあるように思えます。]

 

 南北問題

・同じ地球に住んでいるのに大きな貧富の差ができてしまうことは悲しいことだ。

・教科書:少女とハゲワシの話・・・もし彼が写真をとる前にハゲワシを追い払ってしまったら、私たちはスーダンの深刻な飢餓の実態を真に理解せずにいただろう。

・世界には食べたくても食べられない人がいることを肝に銘じておきたい。

 

 難民

・日本の政府が認めるのはほんのわずかだと知って驚いた。

 

 子どもの権利条約

・子どもたちのおかれている状況を本当に大人は理解しているのだろうか。学校に縛られ、勉強させられる。しかし、学ぶことは義務ではなく、自分たちの権利である。

 

 外国人労働者

・私はバイトでこれらの人と知り合った。誰もがお金のために働いていることがよくわかった。

 

 授業の感想(受講学生より)

・地球環境から政治、人権までと幅広い分野にわたっていろいろなレポートを書いた。

・経済から国際、人権に至るまで、広い分野ついてたくさんの人の意見を聞け、とても興味の広がった授業だった。

・様々な問題について調べることで関心をもつことができ、この授業を受けてよかったと思います。

・現代社会における様々な諸問題について考えることのできる授業は他には少ないためよい機会になりました。

・この授業のレポートを通してほんの少し成長できたと思います。

・HPにこれまでのみんなの感想とか面白いレポートとか載せて欲しい。→[よい提案です。ただ、残念ながら私にはその余裕がありません。資料をお渡ししますからやってみませんか?]

 

 授業の感想(教師より)

     たくさんレポートを書いてもらいました。HPからの引用はよいのですが、それで終わってしまうと何も考えていないとあまり変わりません。?ひと言「私も全く同じ考えである。」と責任を持って付け足してください。その自信があれば。

     上の感想にもあったように、とてもよいレポートがこれまでいくつもありました。ああ、楽しんで書いてくれてるなあ、と思えるレポートに出会ったときは嬉しいものです。反面、なんとかアリバイ作りに書いているだけ、というときは元気が出ません・・。しかし、皆が同じもの(科目)に同じ程度に興味を持つこともおかしなことかもしれません。上のような感想を聞けただけでも嬉しいことでした。

 

(この感想はHPに載せています。)

 

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教養英語                              

授 業 科 目 名

科 目 類 型

単位数

開設期

担 当 教 官

教養英語(経済)

 

前期2後期2

前・後期

塚田広人

授業のねらい及び概要

 社会の経済的基礎部分を対象に、その基本的分配ルールについて考える。読む本はジョン・ロールズの『正義論』である。1年間でこの本の Chapter 1. Justice as Fairness を読了することを目標とする。この部分を読むことによって、我々の社会においてなぜ分配ルールが必要なのか、それは何を対象とするのか、それはどのような内容となるか、に関する有益な理解の一つを得ることができるであろう。

 

授業計画(講義項目、講義方法、スケジュール等)

 

 一回に1〜2ページを読了することを目ざす。受講生には正確に意味を理解することを求める。教官(塚田)は、理解の助けとなるように、特に難しい言葉の意味、彼の特徴的な主張について解説する。

 対象となるのは次の各節である。

 1 The Role of Justice

 2 The Subject of Justice

 3 The Main idea of the Theory of Justice

 4 The Original Position and Justification

 5 Classic Utilitarianism

 6 Some Related Contrasts

 7 Intuitionism

 8 The Priority Problem

 9 Some Remarks about Moral Theory

 

テキスト及び参考書等

 John Rawls, A Theory of Justice, Harvard University Press, 1971

 (同著の一部をコピーして使う。)

 

関連授業科目

 経済政策総論

 比較経済政策論

 

成績評価の方法

 出席、毎回の翻訳の提出、授業時の理解、の三つによって評価する。

 

履修上の注意事項

 英語の勉強の基本は、文を読み、わからない単語は辞書を引き、適した意味を見つけ、文を正確に理解することである。さらに、新しい単語を覚えることが力になる。このとき、興味を持った本を読むことがその助けとなる。上のテーマに興味を持つ人の受講を望む。

 

オフィスアワー,その他メッセージ

 水曜日1:30−3:00 A棟4階424号室 

 (ただし、他の時間でもかまわない。毎日研究室に来ているので、都合のよいときに来室されたい。)

 If you would like to ask questions by e-mail, please send them to ht@yamaguchi-u.ac.jp.

 

 

総合科目

 

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開設科目

いま、経済の動きを考える

                

担当教官

塚田広人 他                 

 

セメスター  前期          単位数   単位      火     曜日     3.4      時限

 

対象学生 (医を除く)                                                                        

 

概要・目標                                                                                      

経済とは一言で言えば、人間が必要とする財の生産と分配の循環であり、その発展である。だが、それは 

非常に多様な側面を持っている。この講義では、以下の12名の教官が、これまでの専門研究をもとに、経 

済活動と企業活動の仕組み、東アジア、ヨーロッパなどの地域経済の問題点、また日本の医療と教育の問題 

など現代の経済の重要問題のいくつかについて多様な側面からわかりやすく興味深い講義を行う。         

                                                                                                  

                          授 業 計 画 〔週 単 位 題 目(予 定)〕                         

              内  容 ・ 項  目                                 備  考         

 ()塚田広人 経済社会の枠組み −効率性、公正性、慈恵性              4/10                       

 ()谷光太郎 企業:もの作りと経済                                    4/17                       

 ()有村貞則 企業:労働者の多様化と経済−ダイバーシティー・マネジメントの現状分析  4/24                       

 ()藤原貞雄 企業立地と経済−空洞化論の対象・空洞化の現状とその対策   5/1                        

 ()田淵太一 南北格差と経済−国際的な賃金格差と経済格差の関係        5/8                        

 ()横田伸子 労働者と経済−韓国の高度経済成長と労働者階級の形成      5/15                        

 ()尹 春志 東アジア地域の発展の特徴−東アジアについての雁行形態論の誤り         5/22                       

 ()陳 禮俊 環境と経済−台湾における経済発展と環境問題              5/29                       

 ()河野真治 地域統合と経済−EU統合と国際競争圧力                  6/5                        

 (10)仲間瑞樹  日本の財政問題と経済 −日本の財政問題の現状と方向 (仮題)       6/12                       

 (11)中尾訓生  民族主義と資本主義経済−資本のコスモポリタン的性質と民族の枠の関係 6/19                       

 (12)塚田広人 教育と経済 −高等教育費の負担原則                    6/26                       

 (13)鍋山尚子 社会と経済 −共依存症と日本の介護問題 (仮題)      7/3                         

 (14)中尾久子 医療と経済−医療費高騰と経済負担                      7/10                       

 (15)塚田広人 まとめ                                                7/17                       

                                                                                                   

成績評価     出席点と期末試験(またはレポート)による。                                    

                                                                                                  

テキスト・参考書   適宜、講義中に指示する。

 

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経済政策総論

  授 業 科 目 名

     科 目 類 型

 単位数

   開設期

   担 当 教 官

 

     経済政策総論

総論

  

    後期

      塚田広人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

T 授業のねらい及び概要

 

今、日本と世界の経済とそれを取り巻く社会は大きく変わりつつあります。(たとえば、1990年前後の冷戦体制の終了、1980年代以降の世界の急速なボーダーレス化などを想起してください。)この変化の過程では政府の行う経済政策が大きな役割を果たしています。それは国民の望む社会を実現するための強力な手段となります。その使い方次第で、私たちの社会は大きく変わっていきます。なかでも今、先進工業化諸国では、これまで試みられてきた政府の政策のあり方が強い関心を持って問い直されています。(たとえば政府の財政赤字の拡大傾向、公共事業に対する批判、郵政事業民営化、国立大学の法人化などの動きを想起してください。)

これらの問題を考えるための第一歩として、この講義では政府の経済政策とはそもそも何か。なぜ生まれてきたのか。何を対象とするのか。何を目指すべきなのか。どのような手段があるのか。どのような問題が残されているのか、などの基本的な問題について考えます。
 (経済、経営、国経、観光はもちろん、経法の学生にも参考になると思います。)

授業の一般目標
概要に示した基本的論点について考えることで、日本を含む先進工業化諸国が今後進んでいくべき道を考える手がかりを得ることを目指します

 

U 授業計画(講義項目,講義方法,スケジュール等)

 

 次の順で考えていきます。
経済の基本的仕組みは生産と分配である。では、今、そこで何が問題となっているのか?
そこでは分配ルールが特に重要となっているがそれはなぜか?
分配ルールはどんな風に、誰によって作られるのか?
分配ルールは何を目指して作られるのか?
分配ルールは誰のためのものなのか?
自然資源はどのように分けたらいいのか?
労働成果はどのように分けたらいいのか?まずは働いている人の間でどのように?(公正性を
基準として考えます。)
労働成果は、働けない人にどのように分けたらいいのか?(慈恵性を基準として考えます。)
加えて、余裕があれば、こうした検討を元に、現在の日本で問題となっている経済政策上の課
題について触れてみたいと思います。(日本経済の不況脱出策、空洞化対策、新しい国際的協力
政策などがトピックとなります。) 

 

V テキスト及び参考書等

 

 『社会システムとしての市場経済』(拙著、成文堂、1998年)、文栄堂で販売します。

 

 

 

W 関連授業科目

 

 前提となる科目はありません。

 

 

 

X 成績評価の方法

 

 出席点、質問表、期末テストの結果を総合します。

 

 

 

Y 履修上の注意事項

 

 なし。

 

Z オフィスアワー,その他メッセージ

 

 下記以外の日、時間でも、質問などを受け付けます。A棟4階の階段を上りきった部屋です。

 

 

 

水曜 1時30分 〜 3時00分  

E-mailht@po.cc.yamaguchi-u.ac.jp

 

内 線:5558

 

 

 2005年度 経済政策総論 掲示内容 

 

 2005/10/12

 1011日配布のプリントを、塚田研究室(A4階)前の机においてあります。

 欠席者はとってください。

 

 2005/10/14

 1011日配布の予習ノート予定表と鳥瞰図のプリントを、塚田研究室(A4階)前の机においてありますので欠席者はとってください。

 

 2005/10/17

 第一回目のノート提出はほとんどうまくかけていました。ただ、次の者は、残念ながら今回は1点です。

 ○ サイズ指定(A4)を守らなかった者:0417002075041700193504170027810417002960

 ○ 内容が不十分な者:0517002102(ほとんど項目のみ)、0417001069(小括のみ)

 △ なお、今回は手書き(コピーしてないもの)が数枚含まれていましたが、コピーを出すようにしてください。

 ☆ 先の「書き方」の5に「指名・学部・学籍番号」と書きましたが、次回からは「学科」も書いてください。

 □ 要約の仕方についての質問は研究室で受け付けます。

 

 2005/10/21

 ○ サイズ指定(A4)を守らなかった者:041700207504170406480417001660・・・1点

 ○ 内容が不十分な者:

0417002727・・・0

0417002763・・・1

 ◎書き方がよくわからない場合は研究室まで聞きに来てください。

 △ なお、手書きの人が4名いました。今回は減点しませんが、次回からは手書き(コピーしてないもの)は1点となります。(手書きで、かつ、サイズを守らないと0点となります。)

 

 2005/10/31

 今回(1028)不備のあった者

 ○サイズ+手書き・・・0

       0417040648

 ○手書き・・・1

       経済学科2M.S     

       学籍番号なし

 ○内容不十分・・・1

       04170003200517001286

 ○止め方(折っただけ)・・・1

       経済学部1S.Iさん

 ◎なお、内容不十分とされた者で書き方がよくわからない場合は研究室まで聞きに来てください。

 △ 先に掲示したとおり、以下のように評価しています。(「次回からは手書き(コピーしてないもの)は1点となります。(手書きで、かつ、サイズを守らないと0点となります。)」)

 

 2005/11/2

 今回(111)不備のあった者

 質問・感想の記入なし

 0117001660

 記入内容不十分

 0417001766

 041700207?

 (最後の数字判別できず、名字H君)

  以前注意したように、「よくりかいできました」だけでは不十分です。

 

  2005/11/15

・0417002075君・・・0

 内容は予習ノートとは認められない。

・留学生の○○君・・・1

 端を折るのでなく、のり、ホチキスなどでしっかり留めること。

 

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比較経済政策論

 

  授 業 科 目 名

     科 目 類 型

 単位数

   開設期

   担 当 教 官

 

     比較経済政策論

各論2

    前期

      塚田広人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

T 授業のねらい及び概要

 

 

 経済のグローバル化に対応して各国の経済体制がどのように変わっていくかを考える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

U 授業計画(講義項目,講義方法,スケジュール等)

 

 

 

1 問題点の整理

 

2 市民社会と福祉国家の原理的関係

 

3 福祉国家の後退期

 

4 福祉国家の将来に関する諸議論

 

5 国民の選択

 

6 市民的福祉国家について

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

V テキスト及び参考書等

 

参考書 拙著:Economic Globalization and the Citizens’ Welfare State, Ashgate, 2001

 

 

 

W 関連授業科目

 

 経済政策総論(合わせて履修すると議論の位置付けが一層よくわかる。)

 

 

 

 

 

X 成績評価の方法

 

 学期末試験と小レポート(数回)による。

 

 

 

Y 履修上の注意事項

 

 8割以上の出席を単位修得の前提とする。

 

 

 

Z オフィスアワー,その他メッセージ

 

 下記以外の時間も訪問・質問可。

 

 

 

 

 

  水 曜 1  時 30分 〜  3 時 00 分  E-mailht@po.cc.yamaguchi-u.ac.jp

 

    曜    時   分 〜    時    分  内 線:5558

 

 

2002年前期 掲示の記録

 

比較経済政策論 受講者へ

 

第一章のノート提出について

 

5月10日におそらく第一章が終わるので、そこまでのノート

(きれいに書いて!)をコピーして翌週17日の授業時に提出すること。

(こうしないと10日の範囲を考えることができないので。)

 

その最後にミニ考察を付け加えること。

内容は疑問か意見。

疑問それについて調べたことを書く

意見それについて考えたことを書く

分量は200字〜400字程度。

 

以上 塚田 (2002・4・26)

 

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演習T                               

授 業 科 目 名

科 目 類 型

単位数

開設期

担 当 教 官

演  習  T

 

通年

塚田広人

テーマ

経済政策の基本的問題、特に分配ルールのあり方の研究

(現在私たちの住んでいるこの社会は市場経済を基本的仕組みとする社会です。とくにそこでの分配ルールのあり方、枠組みと問題点を考えます。問題:失業がなく、正しい賃金が支払われ、弱者にやさしい社会とは?

研究内容・方法

分配ルールの問題は、大別すると、自然資源の分け方と労働成果の分け方の二つの問題からなっています。 

  @自然資源とは、「私たちが生きていく上で、自らが作り出したものではないもので、生産のために利用できるもの」であり、たとえば土地、また生得の知的・肉体的能力、などです。これらをどう分けるべきかを、土地分配の問題、教育費負担の問題などの場面において考えます。

  A労働成果の分け方の第一の問題では、市場社会で作り出される生産物をたとえば企業家と被雇者(雇われている人)との間でどう分けるか、また、そのときの基準となる貢献度をどう測るか、という問題を考えます。

  B労働成果の分け方の第二の問題では、働けない人、弱者に生産物をどう分けるかという問題を考えます。これはしばしば福祉という言葉で扱われています。私はこれを慈恵性の問題と呼んでいます。具体的には、社会保障の水準と負担の問題がそれにあたります。

  こうした分配のルールが、いわば社会の基本的枠組みであり、市場における競争行動はその中で行われるべきである、しかし、この枠組みはまだ十分完成したものではないので、いまだ、長期にわたって改善のための努力が必要である、というのが私の基本的な研究視点です。

 

1)年度当初、4,5月ごろは上の問題の内容、それに取り組む視点などを説明します。

  2)5,6月ごろから、基本的テキストを読みます(拙著『社会システムとしての市場経済』)。これを2,3ヶ月ほど学習します。(夏ごろ集中ゼミー合宿形態となるであろうーを行います。)

  3)秋から、各自の個別研究に入ります。皆さんが大学に入って一番やりたかったこと、「好きなテーマについて思いっきり勉強すること」が始まります。高校のときは、受験のためにたくさんのテキストをこなすことで時間を使い、「これをもっと勉強したいんだけど・・」というテーマは置いてこざるを得なかったことも多かったでしょう。ここからのゼミは、まさにその「したかった勉強をする」時間です。ただ、研究するテーマは、指導上の必要から、私の研究室の基本的テーマに沿ったものとなることが望まれます。(そこには、上の分配ルールの問題を基礎として、経済の円滑な循環の問題・・景気をどう回復させるかなど・・、また、社会の枠組みの不備とその社会病理としての表れの問題・・いじめ、過労死など・・などのテーマも含まれます。)

  この個別研究の前に、論文の書き方、その一部としての資料の集め方などについて説明します。

テキスト及び参考書等

拙著『社会システムとしての市場経済』(成文堂、1998年、文栄堂で販売)

  他の文献は適宜、紹介します。

関連授業科目

経済政策総論(できるだけ、2年生時までに履修しておくことが望ましい。)

成績評価の方法

出席点、レポートの内容・水準、の二つで評価します。(無断欠席は厳禁。)

履修上の注意事項

とくになし。

オフィスアワー,その他メッセージ

会議等で、下の時間がふさがる場合があります。ほぼ毎日研究室にきていますので、質問等のある方は下記の時間以外でもいつでも来訪してください(A棟4階、424号室。)

   水 曜  1  時 30 分 〜  3  時 00  分 

   内 線:5558  E-mailht@yamaguchi-u.ac.jp

 

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演習U

        系列                              

授 業 科 目 名

科 目 類 型

単位数

開設期

担 当 教 官

演  習  U

 

通年

塚田広人

テーマ

経済政策の基本的問題、特に分配ルールのあり方の研究

(現在私たちの住んでいるこの社会は市場経済を基本的仕組みとする社会です。とくにそこでの分配ルールのあり方、枠組みと問題点を考えます。問題:失業がなく、正しい賃金が支払われ、弱者にやさしい社会とは?

研究内容・方法

1) 研究の基本的視点

分配ルールの問題は、大別すると、自然資源の分け方と労働成果の分け方の二つの問題からなっています。 

  Tで研究した分配のルールが、いわば社会の基本的枠組みであり、市場における競争行動はその中で行われるべきである、しかし、この枠組みはまだ十分完成したものではないので、いまだ、長期にわたって改善のための努力が必要である、というのが本ゼミでの基本的な研究視点である。

これに沿って、日本経済・また関連する世界経済の諸場面について、生産・効率、分配と公正性・慈恵性に関して、各人が選択・設定した研究テーマについて研究を行う。

 

2)スケジュール: 

2002年4月〜2003年3月 設定テーマの研究

・演習Tの秋季からはじめた各ゼミ生の研究を発展させる。

・設定したテーマに関連する資料を集め、読み、考え、発表し、意見を交換する。

・とくにそこでは、集め、読んだ資料の検討、資料間の関連の整理・考察(対立した意見のどちらが正しいか、など)が重要である。

テキスト及び参考書等

 各自の設定テーマに沿った資料

関連授業科目

経済政策総論・比較経済政策論

成績評価の方法

出席点、レポートの内容・水準、の二つで評価します。(無断欠席は厳禁。)

履修上の注意事項

とくになし。

オフィスアワー,その他メッセージ

会議等で、下の時間がふさがる場合があります。ほぼ毎日研究室にきていますので、質問等のある方は下記の時間以外でもいつでも来訪してください(A棟4階、424号室。)

   水 曜  1  時 30 分 〜  3  時 00  分 

   内 線:5558  E-mailht@yamaguchi-u.ac.jp

 

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 卒論研究(4年生)         

  授 業 科 目 名

     科 目 類 型

 単位数

   開設期

   担 当 教 官

 

         卒論

 

  

    通年

      塚田広人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

T 授業のねらい及び概要

 

 演習1、演習2の研究を発展させ、卒業論文を完成させる。

 

 

 

 

 

U 授業計画(講義項目,講義方法,スケジュール等)

 

 演習1、2のときと同じく、毎週のゼミナール時に、2,3名づつ、研究経過の中間

 

報告を行う。ほぼ1、2ヶ月に一回の報告となろう。

 

 各自はこのテーマについて、資料の収集と整理、考察と執筆を行う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

V テキスト及び参考書等

 

 なし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

W 関連授業科目

 

  演習1、演習2

 

 

 

 

 

X 成績評価の方法

 

 出席点と卒業論文の内容・水準

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Y 履修上の注意事項

 

 

 

 

 

 

 

Z オフィスアワー,その他メッセージ

 

 質問等は、下記の時間帯以外でもいつでも受け付けます。

 

 

 

 

 

  水 曜 1 時 30分 〜 3時 00分 E-mailht@po.cc.yamaguchi-u.ac.jp

 

    曜   時   分 〜  時   分 内 線:5558

 

 

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政治経済学T

  経済学   系列

  授業科目名

  科目類型

単位数

 開設期

  担当教官

政治経済学T

総論(11年度以前入学)

基盤(12年度以降入学)

後期

塚田広人

T 授業のねらい及び概要 

資本主義社会の経済的特徴(構造・循環)」を理解することを目標とする。経済学の基本用語・基本理論の修得に重点を置く。

U 授業計画(講義項目、講義方法、スケジュール等)

1)資本主義経済の基礎

1 資本主義における生産力と生産関係

2 商品と貨幣

3 賃労働と資本

4 生産に関する決定

5 国家・貨幣制度・世界分業 

 

 

2)資本主義経済の再生産

1 価格機構

2 再生産表式

3 生産・雇用

4 恐慌・景気循環

5 貿易・為替レート

 

3)資本主義経済の進路

1 生産力発展と資本主義

2 資本主義の変容

3 新しい矛盾

4 資本主義の変化

 

V テキスト及び参考書等

参考書 置塩信雄他『経済学』

W 関連授業科目

政治経済学U

X 成績評価の方法

予習ノート(4点×10回=)40点

小テスト(2点×12回=)24点

出席13点

期末テスト23点 合計100点

Y 履修上の注意事項

Z オフィスアワー、その他メッセージ

下記以外の時間でも在室時はいつでも訪問可。

      曜 1 時30分〜 3 時00 分  E-mail ht@yamaguchi-u.ac.jp

        曜   時  分〜   時   分    内線    

 

政治経済学

 

シラバスに関する質問と回答

 

     予習ノートは冊子では駄目か?→返却しないので駄目。

     表と裏で2枚、として提出してよいか?→よい。

     小テストの結果は教えてもらえるか?→4年生には12月末に伝える。

・ 小テストの返却はあるか?→ない。

 

掲示内容

 

予習ノート提出の注意

 

1 A4版で提出すること。他のサイズはー1

2 コピーを提出すること。手書きはー1

3 2枚以上となるときは、ホチキス、クリップ、またはのりでとめる。端を折って出してはいけない。ー1点

 

 

大学院

 

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経済政策論A 

 

 経済政策の基本問題である効率性と公正性のトレードオフを、ジョン・ロールズの『正義論』によって原理的に考える。この問題は高度経済成長とそれに続く低成長期、また長期不況期を経て、日本がこれからどのような社会を目指していくのかを考えるための一つの原理的なヒントとなるであろう。

 

『正義論』の第一部理論の第一章から第三章を各節ごとに講義する。

第一章 公正としての正義

第二章 正義の諸原理

第三章 原初状態

 

ジョン・ロールズ『正義論』紀伊国屋書店、1979年。

(現在改訳中であり、入手は難しいであろう。プリントを配布する予定。)

 

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経済政策論B

 

 経済政策の基本問題である効率性と公正性のトレードオフを、ジョン・ロールズの『正義論』によって原理的に考える。この問題は高度経済成長とそれに続く低成長期、また長期不況期を経て、日本がこれからどのような社会を目指していくのかを考えるための一つの原理的なヒントとなるであろう。

 

『正義論』の第二部制度論の第四章から第六章を各節ごとに講義する。

第四章 平等な自由

第五章 分配の正義

第三章 義務と責務

 

2002年度後期試験 講評

問題 後期の講義範囲からひとつ論点を設定し、それについて自分の考えを述べる。

講評 まず内容について。とくに自分の考えを多く展開した人は7人中3名であった。それぞれ興味深い論点であった。これを発展させて、あと1、2枚書くとさらによくなると思われる。S.A. 君は、抽象的論点を論ずる以上、さらにもう1、2回読み直し、書き直し、自分にも読み手にもわかりやすい文章とするように。次に技術的なことについて。提出前にしっかり読み直し、誤字等を校正しておくこと。また、自分で読んでみてすっと意味が通らないところが残らないように、必ず何度か読み返して校正すること。あのノーベル賞作家の大江健三郎氏も、ものを書くということについて、この「書き直し」こそが大切と言っています。「Elaboration」と。

 

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経済人類学 前期 4単位                     塚田広人

概   要

 本講義では、今や人類にとって最重要となった経済体制である市場経済の長所、短所について考える。

まず最重要となったとは、こういうことである。1980年代までは、地球上は資本主義経済と社会主義経済の二つの体制に分かれていた。かつて社会主義経済は1917年のソ連邦の成立以来、地球上の3分の1の人口を覆うまでになった。だが、1990年代を通じて、今やそれはほんのわずかの国々に残るのみとなった。こうして今、人類の大多数は資本主義経済の体制の中で生きている。そしてその資本主義経済体制の基盤となるのが市場経済の仕組みである。

次に長短について。だが、多数者、あるいは残ったものが必ずしもよき者、正しき者とは限らない。お互いに自分が善人と主張していた二人の巨人が戦って、一方が勝ったとしても、その彼が悪人でないとの保証はない。現在、残されたほぼ唯一の経済体制としての資本主義経済、その基盤としての市場経済は果たしてどのようなものであるのか。それは、以前にもまして人類の幸福を左右する重大問題となっている。その長所、弱点をよく知ることが私たちの生活の改善に大きく役立とう。

こうして資本主義経済の中心的仕組みとしての市場経済に焦点を当て、その構成、構造と問題点を考えることがこの講義のねらいである。

そこでは、市場経済が「公正に資源と成果を分け、効率的に資源を使い、そして弱者をも見捨てない経済の仕組み」(人類社会の三つの構成要件)を満たしているか、満たしうるかを考える。

評価の方法

 出席点と期末試験、の三つを組み合わせて評価する。

テキスト

 主たるテキストは『社会システムとしての市場経済』(塚田著、成文堂)

参 考 書

 授業時に適宜指示する。

履修上の留意点

 次のページも少し参考になります。http://www.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~ht/1Kenkyunaiyo.htm

 

授 業 計 画

12

講義のねらい:人類社会、市場経済、福祉国家

34

個人と集団

56

目的主体と力の均衡

78

目的主体二論

910

自然資源の分配ルール(公正に分ける)

1112

生産物の分配ルール(公正に分ける)

1314

生産物の分配ルール(弱者に分ける)

1516

自然資源の分配ルールの事例(土地分配と大学授業料)

1718

市場経済の現段階の問題・福祉国家の現状

1920

1980年代以降の福祉国家

2122

福祉国家を巡る諸議論

2324

社会問題と福祉国家の強化

 

 

 

 

 


 経済政策総論 2004年度 後期 質問・感想

 

 2004928 導入1 質問、感想

 

 質問

 

○評価方法

 

・予習範囲の要約か?ある項目の調査か?→要約。

・ノート提出は内容で点が変わるのか?→あまりひどい場合のみ減点。真面目にやればまったく問題ない。

・カラーで色分けしたほうが良い?図、箇条書きがあっても良い?→よい。

20回以上出しても良い?2点×25回=50点など。→OK

・ノート提出を選んだらレポート提出は不要か?→不要。

・提出ノートは裏表で12枚か?→片面で12枚。

・手書き、ワープロ、どちらでもよいか?→よい。(手書きのほうが印象深いけど・・。)

 

・期末試験の内容はノートコース、レポートコースで同じか?→同じ。配点が違うだけ。

・期末試験の内容は?→講義の内容から出題する。

・教科書は買わないと授業、試験についていけないか?→ない場合の理解度はおそらく68割。

・二つのレポートは?→現在、『失業と雇用をめぐる法と経済(14章)』、『未来の日本へ、未来の福祉へ』、『豊かさとは何か』、『豊かさの条件』他、検討中。(11月第一週に伝える。)2000字以上(1000字要約、1000字考察。)

・どちらを選ぶかいつ伝えたらよいか?→(期末試験前までにわかればよい。12月中旬から訊く。)

 

○内容

 

・ボーダーレス化とグローバル化の違いは?→難問。図参照

・競争激化でプラスとなったことは?→進出先の経済発展。(マイナスもある。投機目的の資金の動き。)

・資本主義経済では貧富の差は避けられないか?→どの体制でも。ただし、納得できる差が目標。

・(グローバル化前)政治と経済が一体だったというのは?→企業が国内中心で活動していたときは、政府の言うことを聞いた。

・国立大法人化の目的は?→大学への規制緩和。競争強化(競争資金を増やす。)+公務員数減。

 

・どの外国を見たらよいか?→例)経済的豊かさ、宗教、地理で分けて選ぶ。

 例)                           アジア     ヨーロッパ 北・中・南米 アフリカ

 豊かさ 

 宗教

 地理

・私の経験          US 

                              UK ドイツ 

                スペイン  デンマーク 

                スウェーデン

              韓国

              中国

              フィリピン

              バングラディッシュ

・私の問題意識、はすでに授業の本論一部か?→Yes

・イラク戦争の原因に経済的理由があるのか?→中東地域の安定(例:イラクのクウェート侵攻)はイスラエルの安定・石油供給の安定につながる。

 

 感想

 

・後期,専門科目が増えてとてもうれしい。

・先生の授業はとても楽しいと先輩に進められて,この授業を取ったら,ほんとに楽しそうだったので,これからが楽しみだ。

・内容が難しいけどおもしろい。

・大いにためになる授業ではないかと感じた。

・まだガイダンスだったが,とてもひきつけられる内容で,とても興味をもった。

・人間の生き方から経済学について考えるようになったことに広い視野を持っていると感心した。

・先生の高校時代の問題意識から話を始めてくださったことでこの授業に大変親しみがわきました。経済政策の勉強意義がわかるわかりやすいガイダンスでした。

・戦争の原因が経済にあるということは,詳しく見ていくととてもおもしろい。(数名)

・経済的問題ならば自分も無関係ではない。

・私も戦争はいやなので,時間をかけてでも経済のことや自分がどう生きるべきかを考えていきたい。

・おもしろそうなので自分でも勉強していきたい。

・一見つながらないことでも遠い視点で見るとつながっているので驚いた。

・ ○○・・、この図が好きです。視野を広くすることが私の一生の課題だと思います。

・広い視野で関係や動きを見る力が現代の人々に足りていないというのはとても納得させられました。

・普段は一人死んでも大騒ぎするのに戦争では,・・、という言葉でああそうだなあと気づいた。

・(政策、政治の場面で)、(議員同士が)足を引っ張り合う今の現状が悲しくて仕方ない。

・良い経済政策が作られても,それが良い法律に結実しなければ意味がない。両方に精通した人が必要だ。細分化された専門を統一する作業の必要性に納得した。

 (経法と経済学部)

 

・予習が成績に加えられるのはとてもよい。理解が深まり授業を聞くのが楽しくなる。

・評価方法がわかりやすくてよい。

・話し方がゆっくりとていねいでよく理解できました。

 

 2004105 導入2 質問・感想

 

・用語?

 消費性向

 有効需要

 収斂

 小さな政府と大きな政府 分ける基準は?→ない。

・有効需要が減れば失業者が減る→増える。

・買いたい物がなくなっていくのなら、新しい商品を開発するしかない?→働かないという選択もある。

・今、経済におけるほとんどすべてのことは理論付けされているのか?→難問

・社会主義国家が資本主義の方向へ進んでいるのは、社会主義化が早すぎたせいなのか?

→その可能性はある。マルクスも、資本主義が発達しきったら社会主義化するといってい

た。

・社会主義と共産主義の違いは?→本来は、生産力発展による応能分配か応用分配かの違い。

・(三人の学者)いろいろな人がいろいろな見方をしていたんだな。

・競争→過剰生産→不況、は納得できた。(複数)

・将来、在庫管理の徹底で不況を回避できるのでは→企業間競争はなくならないから景気循環は回避できないのでは?

・資本家が労働者に不払いをすると、社会問題にはならなかったのか→文句を言うと首にされた。そこで労働組合ができた。

・現在の経済学で、マルクス経済学はどれくらい必要か→歴史的視野、景気循環論、搾取論は有効。

・マルクスは資本主義から社会主義への転換をどのような根拠で説明しているか→生産関係と生産力の矛盾。(恐慌)労働者階級の成長。

・所得格差を埋める政策は→5章、公正分配、6章、慈恵分配。

・ケインズの(格差大)の括弧の意味は→少しだけ触れている。

・経済発展をすると消費性向は本当に下がるか(複数)→生産力が発展し、それに将来の不確実性が加わると貯蓄が増える。社会保障などで将来の安定性が増すと消費性向は上がるかもしれない。

 

・日本は現在G7に入ろうとしている?→Yes

GDPは2位だと思ってました。→Yes. 3位は貿易量です。

・中国が成長して賃金が上がったら、安い労働力が確保できなくなって日本経済にマイナスでは?→Yes。だがそれに対して賃金を下げよということはできない。

・中国の貧富格差拡大で、以前の社会主義(計画経済?)に戻る可能性はないか→(ドイツ、東側の人たちの言葉紹介。)おそらくないのでは?

・将来、資本主義経済では、ロボットが世界を支えるようになるのでは?→(179ページも参照)可能性あり。

 

・ノートの、10月14日の提出範囲は→第一回分。

・予習範囲の26、27回は?→教育論文。

・コピーして出さないといけない?→基本はコピー。受け取るが極力コピーし、原本は手元に。

・手書きのコピーでもよい?パソコンでもよい?→Yes

 

・時事の情報収集は、何が有効か→新聞、テレビ・ラジオ、インターネット、雑誌。

 

・今日の講義のように、昔からの流れを考えると(また、三人を比べると)理解しやすかった。(複数)

・経済学部に入ってから、経済のニュースを見るのが楽しくなった。

・次の授業はとても楽しそうなので、楽しみにしている。

 

 2004107 導入3 質問、感想

 

 全体

・今までにない授業でとてもおもしろかった。(多数)

・1コマ目のつらさも忘れて楽しかった。

 

 漫画、歌

・歌や漫画を分析するというのは新鮮だった。

・年代別の経済、漫画、歌を一覧にした表は始めてみた。わかりやすかった。

・人の精神は時代の影響下にあるというのが理解できた。

・漫画と歌で、当時の人々が何を考え、思っていたか少し理解できた。

・歌や漫画は社会の鏡のようなものなのだな。

・日本の政治・経済と漫画・歌などの文化の関連に興味がわいた。

・漫画や歌など身近でかかわりやすいものからも時代の動きを考えてみたいと思った。

・戦前のことを経済も含めて調べてみたくなった。戦後すぐのことも。

・70、80年代は、松本零士や藤子F不二雄の作品もよいです。

・音楽が時代を反映しているのがよくわかった。

・軍歌についても知りたい。

・高度成長期には前へ進むような歌が多かったが、その後は、個人個人の問題を歌うような曲になってきた。

・歌は人の心の支えになるのかな。

・その時代で欠けたものを歌や漫画で補充して知らずに元気を出していたのかとも思う。

・知っているものが結構あってわかりやすかった。(複数)

・ここ数年の間も(外国では)反戦歌とも取れる歌がよく見られる。(複数)

・今流行している歌は何を反映しているのか、考えてみたい。(複数)

・最近の歌が時代を反映しているとは思えない。

・最近の歌は昔と比べてメッセージ性が弱い気がする。単調にさらっと歌う曲が多いのは、今の現実社会が、そう問題もなく平和を実感せず単調に生活する人が多いからなのか。

・まきはらのりゆきの歌「僕が一番欲しかったもの」を聞いて、私もこんなふうに生きたいと思いました。機会があったら聞いてください。

・最近は勝ち組、負け組みとよく言われるが、スマップの「世界に一つだけの花」は負け組みを慰める歌のような気がする。

 

 写真

・戦前、戦争直後、今ととても違っていてどこか別の国のように感じてしまう。(複数)

・(戦後)食料が一番貴重だったとは、今では考えられない。

・スクリーンの写真集に懐かしみをおぼえた。

・60年まえでは考えられないくらい日本は(経済)成長をした(複数)。でもこれが本当によかったのか。(複数)

・昔のほうが楽しそうに笑っていたと感じた。→今でもよい笑顔はたくさんあるのでは。特に子供たち。

・昔はものがなかったけれど家族皆が揃い心が豊かだったと思う。

・戦後(すぐ)の日本は貧しくても人と人との結びつきが強く、現代人より心が豊かな印象を受けた。(複数)→人がたくさんいること。これだけで何かよいものがあるのかもしれない。老若男女がただいるだけでも。(スペインの公園)これからの時代に一番大切なのは、または、今一番不足しているのは、「人間」なのかもしれない。

・本当の幸せとは物ではなく心だと思った。→物から得る心の満足もある。だが、たしかに物はすべての満足を与えてくれるわけではない。(だが、そう思わされている?commercialism?)

・今、心が貧しく学校でも偏差値主義であるから子供の心もすさむ。→偏差値を「主義」まで高めてしまうことのおろかさ。それが子供のすべてを評価するものになるともはやそれは「ベッドに合わせて足を切る」行動になる。

・日本社会の変化の写真はあまり見る機会がないのでまた見せて欲しい。(多数)

・日本と世界を照らし合わせて見ることができればもっといい。 

 

 歌を歌ったこと

・まさか先生がたいていの歌を歌うとは思わなかった。度胸ありますね。→度胸がいります。

・歌を歌ってまで紹介していただけるとは思わなかった。非常にわかりやすかった。

・歌ってくれたおかげで曲名だけでは把握できなかった曲もわかった。

・歌がうまい!(多数)

・歌がとても優しくて上手だ。また聴かせて欲しい。(複数)

 

 ノート提出

・点を教えてもらえるか?→整理が間に合わず、難しい。

 

 前回の質問

・修資=修社?   大体等しい?

 

 今回の質問

・一番見るべきニュース番組は?→夜7時、9時、10時ごろのニュース?

・1960年代日本は、資本主義・社会主義が両立していた時代?→資本主義。私有財産制度。市場経済制度。社会主義的要素(政府の介入)が今より強かった時代。

・今、日本はまた戦争に巻き込まれていくだろうか?→・・・

・ワークシェアリングは、社会主義的な考え方ではないか。社会主義社会へ移る(要素を強める)現象の一つではないか。

 

 041014 3−18(ページ) 質問、感想

 

・社会構成員と成員は同じ?→同じ。

・分配の問題は難しいが、よく考えていく価値がある問題だとあらためて思った。

・普段めったに考える内容ではなかっただけに、経済を学問的に理解するきっかけとなった。

・先進国で所得格差が広がっていると知り、自分はどちらに入るのかと思い恐くなった。複数

・今、市場経済を改善すべきだという意識は強くなっているのか?→世界的に、強くなっている。特にグローバル化の下で。ただし、その際、そもそも公正性とは何か、慈恵性とは何かを理解していることが必要だろう。(部分的には、日本では高度成長期の公害の発生時に改善の声が強くなった。現在、また、不況の長期化と、失業増加、労働強化、福祉制度への不安がその機運を強めている。)

・生活保護は慈恵か?→慈恵は弱者を助けようとする行為。生活保護は相互援助(保険制度)の契約なしに、一方的に助けようとするものだから慈恵。

・なぜ社会契約論が選ばれるのか?民主主義には功利主義が一番合うのではないか。→ただ功利主義は独裁者の支配も許す。だが独裁者は国民の幸福を理解できず、最大多数の幸福を実現できないのでまた民主主義に変わるだろう。この繰り返しで進歩してゆくのでは。

・慈恵性の下にある社会契約説と共感本能説とは何か→慈恵的行動(弱者を助ける行動)の理由を説明する二つの考え方。相互援助の約束と考えるのが社会契約説。同胞への本能による援助と考えるのが共感本能説。

・社会契約論=プロセス、功利主義=結果、とは、前者の結果が後者ということか→No.それぞれの重視するもののこと。

・社会契約論の理念を実現している国は→社会契約論の具体化は民主主義。功利主義の具体かも民主主義。つまり、民主主義国はどちらの理念も含む。話し合いで決める。これは社会契約。社会の最大幸福のために多数者が少数者を支配する。これは功利主義。ただし、社会契約論は、その基礎に、一人一人の価値の尊厳がある。この考えと多数者の利益の尊重の考え方の調和が問題。(功利主義の一例としての市民革命は多くの人に認められるできごとだろう。逆に、時間があるのに話し合いを打ち切って多数決で決めるのは認められないだろう。)

・時代的文化水準が大切、ならば古い時代のスミスやマルクスを論じる必要はあるのか?→時代的文化水準は、各時代の人間の目指すものを考えるときの用語。スミス、マルクスを論じるのは、その問題を考える手がかりとなるから。

・最大多数の最大幸福=最大満足?→Yes

・所得格差が大きくなる理由は?→1、長期:分配ルール。2、短期:景気(失業などへの影響)変動。

・所得水準が低くてもその国の物価が低ければ、実質的な生活水準はそれほど低くないのでは?→そのとおり。だが、その国なりにあまりに所得が低いとやはり生活は苦しい。(ところでなぜ低所得の国では一般的に、物価も低いのだろうか? →物価は商品同士の交換比率。例)(低開発国)1日の労働=1キロの米、(先進国)1日の労働=10キロの米とする。この違いを生産性の違いと呼ぶ。一日の労働の価値(賃金、所得)は、前者は後者の10分の1。前者が1ドルとすると後者は10ドルになる。ところで、通常、低開発国の米の値段はその国の物価の中では安い。それは、商品の価格とは結局商品間の交換比率であり、その国では他の商品も同じく低生産性だからである。)

・アメリカで近年所得格差が広がっている原因は?→フルタイム労働者の減少、パートタイム労働者の増加。

・日本は不況で借金があるので本当は所得は高くないのでは→借金は国の中で行われている(マクロ経済学を勉強した人は「貯蓄投資バランス」を思い出そう。)日本全体の片方が片方から借金をしている。逆にいえば片方が片方に貸している。すると国全体としてはその借金によって貧しくも豊かににもなっていない。

・ロシアは社会主義ではないのか→No. 1991年?から資本主義に変わりつつある。

・日本は低所得の国と比べると恵まれている。だが、この水準の中で育つと、特に豊かだと感ずることはできない。→Right。これが時代的文化水準の内容。ただし、日本の中でも貧富の差はある。

 

・ノートに時間はかかったが、深いところまで理解できたし、授業も集中して受けられた。

・予習をして、ロールズの本を読んでみたくなった。

教科書を読む、この単純で重要な作業が今まで一番できていなかった。ノート提出の際に読み、まとめることで、とても力がつくことを実感した。多数

・予習ノートを作ってくると、以前より授業がわかりやすく感じた。

・予習で、久々に勉強をした気分になった。

・プリントがわかりやすく、難しい教科書を少し理解できた。

 

・提出ノートは裏表に書いてよいか?→よい。

・ノート、遅れたがまだ受け取ってもらえるか→Yes.

・予習ノートの返却はいつか→返却しない予定。だからコピーを。

・掲示板のレポートコースは、レポート20点のコースですか→Yes.

・提出は週1回にして欲しい→No.

 

・ロールズの『正義論』は図書館にあるか→Yes.

・板書をもっと詳しく。複数

・教科書はもっと安くならないのか?→Sorry to say, No. なお、山口大学経済学会(皆さんも会員)が出版社と契約して発行したので印税は学会に入る。

 

・先生の声はすごく落ち着いて、集中できる。→今日はうまく行きました。

・すごく内容の濃い授業だった。

 

・暖房はいつつくのか?→12月。

 

 041019 29−45 質問感想

 

・31−5、どの時代よりも多くの人と緊密に結びついているとあるが、今は、コンピューターと向き合って仕事をし、近所づきあいも希薄である。よってそうはいえないのでは?→いえないかもしれない。ただ、今の時代が例外的なのではないか。この状態を変えたいと人々は思っているのではないか。

18-15、可動性は可能性では?→可動性。

・貢献とは自分の収入を増やすことでGDPに貢献しているという感じか?→Yes.

・衝突とは→民主社会では、異なった利害集団間の議論。

・全員一致は集団的決定、無知のヴェールは個人的決定、ゆえに矛盾することでは?→無知のヴェールは全員が同一の答えになると言う意味で集団的。

・なぜロールズはこれが非現実的だと気づかなかったのか→わかっていても遠い将来のゴールを求めたと解釈できる。

自らの・・知識を・・使って、自らの利益の維持、拡大を求める」とは、貧困層による革命と言うことか→すべての個人または集団による利益追求行動を含む。

・格差原理は社会全体の生産量が増えることを想定しているのか→Yes。労働意欲を向上させ、または投資可能量を増加させる効果を想定。

・個人の自由と財産を守るのが社会契約の目的とすると、徴兵制は(戦争自体も?)個人が社会を作った目的に反するのでは→それ以外に国民の利益を守る方法があるときは反する。ルソーは国家が個人を守らぬときは作り変えよ、と言った。

 

・結局分配ルールを決めるのは個人ではなく集団であるという考えに到達する過程がとても興味深かった。

・日本と外国の考え方は政治的に異なるのでは?それなのにロールズの言いたいことが先生の説明でよくわかる気がする。

・多数決では、もし多くの人が戦争をやろうとか言ってしまったらそうなってしまうわけなんだな、大変なことになると思った。

・現在のあり方を考察するのに歴史を学ぶことの必要性をあらためて感じた。

・ロールズ理論、今日の授業を聞いて、私たちにもなじみやすいわかりやすい理論だと言うことがわかった。

・今日くらい板書してくれたほうが頭の中で整理しやすい。説明でよりクリアになった。

・今日のプリントは使わない?→次回。

・理想的な選挙制度は?→(比例代表制と思う。次に中選挙区制、最後に小選挙区制)。死票を避けるためには比例代表制が最善。選挙区があまりに広いときには小選挙区制『必要になるかもしれない。多党制を避けるためには小選挙区制。しかし避ける必要があるのは、政権が安定せず、それが社会に致命的な打撃を与えるとき。たとえば外国が攻め込もうとするとき。なお、しばらく前まであった中選挙区制を小選挙区+比例代表制に変えるとき、中選挙区制は自民党内の金権選挙を生んでしまうからと言う理由もあった。

 

 予習ノート

・毎回予習するのは大変だけど、やることの意義はすごいあるなあ。

・大変だなと思っていたが、自分に力がついてくると言うのは、自分のためになることだなと今では思う。

・手探りで理解しようとした予習の内容が、講義を聞いた後ではクリアーに頭に入ってきて、授業が楽しい。

・やはり予習をした上での授業は内容や先生のおっしゃっていることが理解しやすい。また予習を行うと、先生の話を補足として聞くことができる。意識せずとも自分の力になっていることが実感できた。

・予習の段階でわからないところが絞れるので授業に集中できた。

・いつにも増して講義にもやる気がおき、楽しく授業が受けられるので予習はいいと感じた。

・まとめ、前よりはうまくなった。

・難しいですね。でも読み応えもある。

・ノートをうまくまとめるコツは?→私のやり方:傍線を引きながら全部読む。次にそれを頼りにまとめる。そのとき流れをつかむように心がける。

 

・休講の分は補講とかになるのですか?→1月の補講は質問への回答時間とする。

・期末試験が心配なのですが?→事前に内容を伝える。準備する時間がある。

 

 041021 45−49 質問感想

 

・一人の人間が複数集団に所属しているときの意思決定は→それぞれの異なった問題ごとに行われる同じ問題で違う集団に属することはない。

・フィスクの意見がよくわかり興味深かった

・階級の具体的イメージがつかめた

・江戸時代に労働組合はあったのか→ない。類事例として、農民一揆は何度かあった

・先生はフィスクと同意見か→Yes.

47-11、そのような意味→口頭で。

46生き長らえるための方便としての意味しかない→最低保証を得るという利益だけである。さらに公正な所得分配を求めていく必要がある、の意味。

・資本家から労働者への動きもあるのか→Yes.

・可動性が高いと資本家が多くなりすぎる?→ことはない。経験的に中小企業は淘汰され、資本家の数は減っていく

・金持ちになれる可能性がない社会では働く気が起きない

・可動性が高く最低保障があっても、ロールズの言う平等のほうがみな幸せになれると思う

・芸術家の所属階級は→自営業労使いずれでもない

・ロールズはなぜこのような抽象的理論を主張したのか→検討の出発点として、と理解している。

・民主主義も独裁政治も、国民が幸せになることが問題なので、必ず前者が後者よりよいとは限らない選ばれた代表の能力が問題だ民主主義でもスポーツ選手が選ばれたり、アメリカのように暴走的政治が行われたりする

 

・国会での民主党原口議員と小泉総理の珍問答がおもしろかった→?

・選挙で死人が出るとは驚きだ

・人が死ぬのは痛ましいが日本人より真に国、民族のことを考えているのでは?

・日本よりアメリカのほうが選挙に力がこもっているようだ(ラジオ、テレビ)→戸別訪問も可

・中選挙区はお金で動くことを知った→必ず、ではない

 

・予習すると短い時間で多くの内容をしてもわかりやすい

予習ノートを作ると大変勉強になる他の科目でも自主的にやってみようかなと思うくらいだ

・予習すると気分がいい

・ノート作成はただ買うだけでなく教科書がちゃんと使えてよい

・今回の集団の図、前回の所得の図などわかりやすいので好きだ複数

 

・小括をさらにまとめるのは難しい→やらなくてよい。

・予習はずっと先までしてもよいか→よいただし提出は一回ごと

・予習ノートの回数は25回でなく20回か→24

・ノートを出していない人はテストの点数だけで評価する?→922掲示202060

・質問・感想・意見、白紙の人5名→次回から必ず何か書くように

・コピーして出すこと

 

・静かな中でできていい

・倒れた女性は大丈夫か救急看護の基本さえも頭に浮かばなかった→大丈夫です。→救急看護の方法を復習しよう。

・盾先→矛先

 

 041026 51−60 質問感想

 

・戦争で一体感が生まれるのなら、靖国参拝に反対する人はいないのでは→まず、戦争の一体感は、しばしば、一時の興奮に基づくものであり、「完全なものであり、全員を含み、永久に続く」ものではない、ことに留意すべし。靖国に関しては、いろいろ問題がある。たとえば太平洋戦争で死んだ軍人は、心ならずも徴兵されて死んだ人もいるかもしれない。また、宗教上、死んだらキリスト教に従って葬儀をして欲しいという人もいただろう。何よりも、戦争で千万単位で死者が出た中国などの犠牲者達は、首相の靖国参拝にどう感ずるか、という点も考慮すべし。

・ルールが公正とされる定義が、そのルールが存続すると言うことならば、強制によるルールも公正とされることもあるということだとわかったよって、強制によって公正とされたルールを変えるためには、少数派集団は団結しなければならないなと思っただから、現在は集団が大切なのだと思った→団結を待っていられず、暴力的方法で変えようというのがテロと言ってよいだろう

・何を持って我々は正当に扱われていると感ずるのか→自分の力に応じて扱われるとき

・公正性とは社会的に合意されたルールであり、その本質は集団間の力の均衡にある→合意には、「反抗できない」ということも含む。また、反対意見をもっていても、強者集団によるあるルールの実行を止められない場合は、それが社会のルールとなる対立する集団がそれぞれ自己の考えを正しいと思っているとき、社会的に実現するルールはより強い集団のそれ以外にありえないその意味で、ある社会で実現しているルール=社会的に認められているルール=社会的に公正なルールとは、その時々の社会構成員(集団)力の均衡で決まる。また、理想的なルールがどこか天上にあるのではなく、我々がその時代時代に作っていくルールがその時々の公正なルールである

・納得したがショックだった

・ここで言う公正とはなんとなく時効という制度に似ている

・利益が大きいからそのルールに従うのではなく、自分を貫くことが公正の本質だ→仮に、自分を貫き、それで殺されてもその道を選ぶ場合は、その人はそれが自分の利益であると理解している、と解釈する

・力の均衡が崩れると戦争や革命が起こるのか→議会制度がない場合はある場合は議会内の多数派が変化するだけない場合、少数集団は現状の均衡を暴力で変えようとする。

・言われていることはよくわかった

・内容がよくわからなかった

 

・今回の地震で政府(国民→議員→政府)のすべきことは→現地への援助。

・アメリカなどへの多額の援助金(米軍基地への思いやり予算:年2500億円ほど)と比べて新潟への援助はどうか→下記参照

 

・小括で、ここでは何を言いたかったかがよくわかる

・辞書を数十回は引いた

・ノートで予習、授業、復習、で完全に理解できそうなのでがんばる

・最近まとめる時間が短くなってきた気がする力がついてきたんだと思う

 

・ノート提出コースはレポート課題は不要か→不要

・必ずコピーしなければいけないか→手元に置き、復習するため、当然のことしかしコピー代の節約のほうが重要な場合は不要

 

「思いやり」予算(2004年度)で建設を計画する主な米軍施設

三沢基地(81億円、青森県)

 【継続】家族住宅、整備用格納庫、駐機場、第2滑走路(調査)

横田基地(26億円、東京都)

 【継続】消防署、営繕工場、可燃物倉庫、整備用格納庫、体育館(設計)、機器工場(同)キャンプ座間(19億円、神奈川県)

 【継続】家族住宅、管制塔、教育施設(設計)

厚木基地(11億円、同)

 【継続】消防署、整備用格納庫、駐機場

池子住宅地区(4億円、同)

 【継続】橋りょう、小学校(調査)

吾妻倉庫地区(34億円、同)

 【継続】貯油施設

横須賀基地(75億円、同)

 【継続】家族住宅、体育館、艦船部品工場、電子機器工場、塗装工場、12号バース延伸工事、家族住宅(調査・設計)

 【新規】独身下士官宿舎(調査)

相模原住宅地区(13億円、同)

 【継続】家族住宅

 【新規】家族住宅(調査)

浦郷倉庫地区(5億円、同)

 【継続】車両工場(設計)

鶴見貯油施設(1億円、同)

 【継続】貯油施設

広弾薬庫(2億円、広島県)

 【継続】岸壁

岩国基地(243億円、山口県)

 【継続】新滑走路建設、家族住宅、家具倉庫、アスレチック・ジム(設計)

 【新規】桟橋(設計・工事)、駐機場(設計)、整備用格納庫(同)、航空部品倉庫(調査)、装備品工場(同)

佐世保基地(13億円、長崎県)

 【継続】体育館、球技運動施設、消防署、放送施設、岸壁(調査・工事)

横瀬貯油所(約5億円、同)

 【継続】船艇整備施設(設計・工事)

立神港区(30億円、同)

 【継続】艦船工場

針尾住宅地区(1億円、同)

 【継続】家族住宅

キャンプ・シュワブ(2億円、沖縄県)

 【継続】装備品倉庫、司令部棟、車両工場(調査・設計)

キャンプ・ハンセン(24億円、同)

 【継続】体育館、野球場、教育施設、装備品工場、廃棄物倉庫、司令部棟

キャンプ・コートニー(487万円、同)

 【新規】プール(調査)

嘉手納基地(41億円、同)

 【継続】家族住宅、送油管、中学校、宿泊施設、司令部棟、航空機整備施設(設計・工事)

 【新規】厚生施設(調査)

キャンプ瑞慶覧(42億円、同)

 【継続】体育館、郵便局、営繕工場、倉庫、司令部棟、歯科診療所(調査)

ホワイトビーチ(29億円、同)

 【継続】桟橋、船艇工場(設計)

牧港補給基地(1億円、同)

 【継続】郵便局(調査)、消防署(同)、車両工場(同)、食品倉庫(同)、可燃物倉庫(調査・設計)

 【新規】営繕工場(調査)、車両工場(同)

那覇軍港(18億円、同)

 【継続】岸壁改修、司令部棟(調査)

陸軍貯油施設(4億円、同)

 【継続】係留施設、橋りょう(設計・工事)

硫黄島通信所(3億円、東京都)

 【継続】模擬甲板灯火施設、士官・下士官宿舎(設計・工事)、食堂(同)

 【新規】揚油施設・送油施設(調査)

(注)金額は四捨五入。【新規】は04年度予算に新たに盛り込まれたもの。【継続】は前年度から継続しているもの。カッコ内で説明のないものは、すべて建設。

(防衛施設庁「概算要求積算内訳書」と、同庁の説明をもとに作成)

 

 041028 62−71 質問感想

 

63、経済外的強制とは→暴力的強制のこと(経済内=金の力、と対比マルクスの用語

69-12、契約を実力で結ぶとは→これが実現しなければ人は実力に訴えても実現しようとするそれほど重要と言うこと政治的民主主義は革命と言う暴力で実現した

71-12が抜けているのでは→二つ同義で使っている統一したほうがいいかも

・友愛はテキストで言うとどのへんか→6

・多数決は妥協的決定方法なのかなあ→Yes

・多数者が決定権を持つ社会を悪いとは言わないが、社会全体でみると、没個人の社会が居心地がいいと感じることは恐ろしいと思う

・多数決はむやみに使いすぎてはいけないと思う。

・現代は議論を惜しみ多数決に訴えることがあるという点で身近に思い当たることがいくつかあった

・以前は支配される立場の人間が多数を占め、市民革命などのルールの変更ができたと思うが,現在の場合、多数に少数が抑圧されているため、劣位にいる者の意見が尊重されたルールへの変更は難しくなっていると思う→ガルブレイスの考えと同じ

・結局のところ、最大多数の最大幸福という考え方は、危険性もあるが、社会のあり方を決める上では、(今のところ)、他の方法よりも確実性がある(優れている)。

・社会主義は社会主義の一つか→Yes

・タイプAB、現実的、形式的、の違いがよくわからない→

 

・次分の家族が理由なく殺されたら相手を殺したいと思う勝てない強大な相手ならばその国の人間を拉致するのもやむをえない

・テロを認めることはできないが、テロでしか反抗できない状況に追いやった側を是正すべきだ。

・小泉首相は撤退しないと明言したこれも少数者(人質)の幸福を二の次にした、一種の功利主義か→小泉氏の判断の中ではそう

・イスラエル、パレスチナ紛争の根幹は→1947年国連分割決議

 

・この授業は講義だけでなく関連する社会問題を扱ってくれるので

ありがたい

・新聞記事は何新聞からか→朝日

 

・テロと染料のベクトルを用いた説明はわかりやすかった

・利己主義の一形態としての功利主義、ものすごくわかりやすい授業だった

・今日の授業内容が一番おもしろかった

・毎回とても興味深く授業を受けられるのでとても楽しい

 

・だんだん予習癖がつき、今は余裕を持ってやることができるようになった

・予習ノートを作りつづけて聞くことで本の内容を理解しながら進むので、一回読んだだけで多く理解ができるきようになっている気がする

・予習しているので眠くならず集中して聞ける

 

・前回、筆跡が似た用紙が二枚あった注意

 

・短くまとめられるようになったが、内容が薄くなっていないか心配→自分で見直したときを基準にして

・ノートがうまくまとまらない→例を示す

 

・過去のレポートを出してもいいか→可

・減点された人の番号だけ口頭で教えて欲しい

・育論文?→教育 HP

・レポートコースの人でも試験は必ず受けねばならないか→ノート?受けなくてもよいただし、その場合最高点は80

20回しかない?→教育論文も入れる22

 

・授業の最後の質問の内容が興味深い

 

・教室がとても寒かったです

・涼しいから寒いに変わってきた

 

 041102 72−83 質問感想

 

質問

 

功利主義の歴史的なもの、とは実際に当てはめられた事後的見方ということか→非常に大きな利害関係にさらされたときは、その社会は多数者の望む方向に動くと言う必然性それはベンサムの生きた時代の歴史的状況から生まれた見方であり、おそらく正しい見方である、という意味

 

市場経済社会では利益追求は多数者と一致し得ないんですよね→企業の利潤追求が統御できれば一致するそれが試行錯誤されている(労働法、福祉制度)

 

スミスの自由放任と原始状態は同じことか→前者は政治的自由・平等を前提している

 

なぜケインズ以前は失業の問題が扱われなかったのか→補足:マルクスは扱ったより力を持っていたケインズが呼ぶところの古典派経済学は扱わなかった

 

72-12 「自己の生命さえもが奪われる不安」・・・多数者のために人が殺されることもあるのか→香田さんはその一例だが、ここでは、形式的多数決による殺人の容認(裁判による死刑、少数者へのより少ない分配ルールなど)からの不安をさす

 香田さんの生存権はどうなるのか→

77-7 多数の民衆社会一般の違いは→前者:封建末期の暴力革命の理論的支柱、後者:それが新社会のルールとなること

81-最後の二行 しかしが二つ続くが、間違いでは→ない。

プロテスタンティズムとは→

 

国際化による分配ルールはどんなものがあるか→私のテーマは国内システムが中心公正・慈恵性にかかわるもの20世紀半ばまでなら植民地体制の問題現在ではたとえば貧困国への援助の問題

 

現代社会は成熟期に入っているのか→大きな問題先進国における物の生産と余暇との選択の視点からはそういえるかもしれない

 

最後にある教育論文とは?(3名)ノート提出の人も出すのか→Yes

字数が規定より少ないと減点になるか→規定はないので、ならない

ノートと出席の合計点は試験前に教えてもらえるか→ない。自分で計算を

 

本の理解が早くなってきた気がする

予習ノートを書くのが早くなってきたことがうれしい

 

感想

 

予習、講義で功利主義を深く理解できた

関連した世界の動きなども学べるのでおもしろい

様々な人の考えを憶えるだけでなく、どう考えるかを頭においてこれからの授業に出ようと思う

今日のノートは少しまとめにくかった

内容、表現が難しいもうすこし易しい本にして欲しい→力不足を反省

 

テロは悪い、だが、香田さんにはあまりにも危機感がなかった(3)

首相は自分の身内ならどうしただろうか(2)→または、つかまったのが小泉首相だったら?

選民思想の話は興味深くおもしろかった

宗教が人を殺しに導くなら宗教はいらない

アメリカの高慢な態度が嫌いだまた右へ習えの日本にも賛同できない

 

救急処置の対応への感想

 

全般

 

救急処置の説明はとてもためになった30

 以前女生徒が倒れたときに自分は何もできず悔しい思いをしたので、今回の応急救護の 話はとてもためになりました等々

 

自動車学校でやったけどもう忘れてしまったので、思い出せてよかった4

 

このような話を聞いたときは行おうと思うが、いざその場に立ち会えばできるか不安3

 

個別

 

今まで自分の脈を計るのが苦手だったが、今回の授業でそれが克服できた

安静体位にしたらいいと聞き、役に立てるかもと思った

とてもためになったが、入学直後に教えて欲しかった

 

質問

 

横向きで左右どちらでもいいといわれたようですが、どっちでもいいのですか?

 

 

 041104 83−92 質問感想

 

センの発展→潜在能力の発揮のための財分配を、ある基準を設定して、そこまでとする。

 

友愛は人類全体に向けられるものか、一部か→同心円状に全体に?

すべての人は社会的弱者になる可能性を持っている。→そのとおり。

ロールズはなぜ働かない人のことを考えなかったのか→複雑になるから、とつまり、あとで扱う、と

車椅子は財の分配では?財に焦点を当てないはずでは?→焦点の当て方に特徴がある能力発揮を目的とし、財の分配はその手段とする。

この授業で言う資源とは、お金のことか、労働等すべて含めてのものか→すべて。資源の制約、という使い方もその例。

分配と配分を使い分けているのか→分配というときは資源と成果の分け方のルールについての場合。配分はそれ以外。

ロールズやセンは、スミス、マルクス、ケインズよりも、公正性、慈恵性についての重要性を主張している、その理由がわかった気がする。→歴史的条件の変化に対応して説明したので、その意味で。

どちらかと言うとセンの理論のほうがよいような気がする。

様々な主張から、結局彼らの主張により浮き彫りにされた問題に取り組んでいかねばならないことがわかった。

 

100人と一人、選ぶのは難しい先生は?→難しい。

最大多数の最大幸福を適用して、100人優先となるか→幸福の大きさが問題になるから、そうとは限らない。

100人の軽症者と一人の重傷者の例は、自衛隊の撤退と香田さんの命の問題に似ている。

小泉首相がつかまっていたら自衛隊は撤退していたと思う。

 

 

ビン・ラディンに殺されたアメリカ国民が戦争の理由に使われている気がする。

大量破壊兵器がない以上、アメリカのイラク駐留の意味はなくなったのでは→ブッシュは今は、イラクが民主化して、国民が平和になった(だから戦争をしたことは正しかった)と言うそれを米国民は今回の選挙で認めたことになる

フィリピンは人質救出のために撤退した

イラクの人々にとって日本はテロなのか→少なくとも抵抗勢力にとっては米軍の一部として。

直接手を下していなくても我々の手は血で汚れている、そんな感じを最近いろいろな記事から受ける。

人があっての政治なのに今回は政治のために人の命がなくなった、納得いかない。→多数者のために少数者を犠牲にした、ということ(小泉氏の行動)

人間の多くは経済的利益で幸福を判定する。日本がアメリカに協力することで経済的利益を増大させるのなら、それを容易に否定はできない。

日本はなぜアメリカに追従するのか→北朝鮮のことを言っていた(4年ゼミでの議論:小泉首相に要請すべし、ブッシュ大統領に、北朝鮮を攻めないと約束せよと。北朝鮮政府は、もし攻めないと約束すれば核を開発しない、といった。そうすれば日本はアメリカのいうことを聞かなくて住む。・・・ただし、アメリカは、日本についてきてもらわないとかなり困るので簡単にはいかないだろうが。多くの国が、また主要な国々が、アメリカを支援していると言えなくなる。だが、それはアメリカの身勝手だ。)

 

先生はいかなる状況でも戦争は反対か→自衛の行動はする武器を持つことも

 

図で説明してくれるのでわかりやすい

(イラクの問題を、123章にかかわらせて話したことについて?)本を読むことは経験と結び付けて始めて意味を持つそうだ教科書を読んで、今のイラク問題とあわせて考えていくことで始めて、本当に教科書を理解できたと言えるのだなと思った

昨日は祭日で学校はなかったのにずっと先の予習レポートをやっていたので、えらいと思った。

最近教科書に何が書かれているのかわかるようになってきた。

 

ノートは何回までなら出せなくても成績に差し支えないか?→下限はない。

ノート提出者もレポートを出さねばいけないのか→No

HPのアドレスを教えてください。

さかのぼって出していいんですか→Yes

テスト前に合計点数を教えてもらえるか→No

 

暖房の件でも大学はぎりぎりなのだなと感じる。

 

 

 041111 97−105 質問感想

 

・力の均衡には倫理的な力も加わるようになるか→それも力の一つ。なるかも。すでになっている?(ブッシュの支持要因の一つ。)

 

・公共の福祉と、幸福とは同じ意味か→Yes

 

・土地の重要性を再認識すべきだ。

・土地分配は農民だけの問題か→No. 全員。住宅地もある。

・土地分配は市場経済の果てに社会主義があるといったマルクスの理論の実現の一部か→市場経済の前提。

 

109ページ、利用権の公有化とは→所有権は地主に残すが、その利用権は国が決める。

・都市民という言葉はあるか→広辞苑にはない。ウェッブではいくつかある。

110-8、土地私有が幸福をもたらすのに土地独占がよい耕作を妨げるというのは矛盾では→持てない人が耕作できないから、の意味。

116-13、不当な出発点とは→自然資源が不公正に分配されている状態

4章終わりの、土地の均等分配によって暖かい社会が生まれるというのは、逆もありうるのではないか→まず説明を聞かせて。

・均等分配がなされれば、@とAの問題は生じなくなる→Yes.

 

18世紀からこうした議論があったことがすばらしい。

・偉大な人でもすべてのことがわかるわけではないんだな、と思った。

・ペインの策が一番柔軟性が高い。

・一番の問題は人の自由が生まれに左右されることだ。

・国が借り上げ、貸与する制度は土地の権利が皆に保障されるのでよい制度だ。

・土地分配案は公地公民制に似ている。将来このような制度が採用される可能性もあるのでは。

・海や川も分配できるようになるのでは?

 

・耕した土地は子孫に残したい気持ちがあるので、それはどうするのか(2)→1、無視する。2、その分を貨幣で再分配する。?

 

 

・遅れて出してよいか?→研究室へ。(今後、教室以外では受け取らない。なくす可能性がある。)

・遅れて出したら減点か→NO.

・小括は要約しなくてよいか?→どちらでもよい。

 

・講義で、予習時にわかりにくかった本源的、付帯的、将来的の部分がよりよくわかった。

 

・質問に答える時間をもっと増やして欲しい。

 

 

・小泉首相はのんきだ。

・イラク戦争にかかわらなかった国々が国連軍として選挙まで駐留するのに賛成。

 

 041117 126−136 質問感想

 

127、C、不満を持つ集団が政治的強者となり得ない間はこの体制が存続する、これは資本主義に限ってか、それとも一般的なことか→後者

131−6〜、自ら選んだ強制関係なら強制とは無縁、というのは矛盾ではないか→社会選び方と、社会の性質と、それを念頭に、選び方=強制、社会の性質=強制関係、のときと、選び方=自発的、社会の性質=強制、の二つを比較している。上の説明は後者の場合の選び方のみを表現している。この社会の外にいるものから見ると後者の場合の社会の性質は強制であり、ここに強制関係は残る。しかし、社会の中にいるものから見ると、自ら強制関係を選んだ時点で、強制関係を自らの満足を最大化するものと考えている。そうすると、その関係は、いわゆる嫌悪されるものとしての強制関係から、好まれるものとしての強制関係に変わるので、それは一般的な意味での強制関係と呼ぶべきではない、と考える。

戦争なので他国を支配することは暴力による強制か→Yes.

142、報酬説や将来財割引説は現代でも使用されているのか→Yes

人間の性質について:平等分配よりも自分の利益拡大を選ぶのはなぜだろう。ある程度の生活が全員に保障されればこれ以上のことはないのではないか。→二番目の文に共感。とはいえ、どの程度がある程度なのか。

私的処分権とは→ページを・・・

契約の自由による分配基準は、貢献度原則のように原則になるのか→この具体化された限界生産力説がむしろ原則に当たるのでは。当面、基準と原則は類似と考えて。

 

市場価格が資源の効率性につながるという点がよくわからない→資源(生産要素)の効率的分配につながるということ。社会で求められているもの(売れるもの)が何か、が、価格の上下でわかる。ただし、そのとき、求めている主体とは、お金を持っている人々である点に注意。社会構成員の全員の求めているもの、ではない。

 

マルクス理論についてとても興味深い章だった。社会主義の一例としての分配ルールなど、ちゃんと理解したことがなかったのでおもしろかった。

マルクスの考え、特に等価交換、がよくわかった。

労働と労働力の違いがまだよくわからない(二人)→イメージとして、労働力は筋肉、労働はそれが働くこと、といったこと。

マルクスの理論は意外と、現実とかけ離れているわけではないのに驚いた。

マルクスの考えた社会が今の社会に直接つながったといえますよね→彼の考えが世界の進路に対して大きな影響力を持ったとは言える。労働運動の高揚、社会主義国の成立、等々。

マルクスがいなかったら他の人が同じようなことを考え付いて同じような歴史になっていただろうか。→多少のずれはあっても、おそらく。

今日のマルクスの理論はすごく説得力があるように思えた。

マルクスの人間による人間への暴力の廃絶、はすばらしい理想だ。だが社会主義的分配ルールの選択には疑問が残る。

先生は社会主義を正しいと考えるか→答えは出ていない。目指すのはどのような社会が最も人間を幸せにするかということ。なかなか難しい。

 

説明されるとなるほどと思うことだけど、問題を見出し、それが起こる原因やその解決方法などを考えることは、とても自分にはできないと思うので、あらためてマルクスなどの経済学者の偉大さを感じる。→自分にもできるのでは?

 

旧ソ連が分配では配給でなかったという説明で、社会主義の失敗の原因がわかった。

旧ソ連では皆同じ賃金だったのか→数倍の格差があったという。

 

北朝鮮では飢えが問題となっている。官僚たちなど上の人が悪いと思う。→生産力の低さと分配の問題と両方あるのでは。

 

最低限の文化水準とは?東京、大坂で、夫婦と子一人の生活保護は18万円だそうだ。そんなに必要か→どうでしょう?家賃5万円、食費6万円、水光熱費2万円、残り諸雑費5万円といったところ?

 

図を使うと整理しやすい。図を使ってノートをまとめてみようと思う。

図つきの市場の解説はわかりやすかった。

お金の回り方がよくわかった。

 

5時間くらいかけて予習した。

毎回要約をやるのはいささか大変で何時間もかかるけど、でもいろんな意味でよい制度だ。

自分に向いている。これからもがんばります。

ノートをまとめていると授業もわかりやすく感じられる。

最近本の中身が少しづつわかるようになってきた。

だんだん教科書の中身が難しくなってきた。

だんだん授業内容が深くなってきた。→第一部のほうが抽象的だったのでは?

ここ23回予習ノートが早くできるようになってきた。

126-136までの予習は政治経済学で習ったところと同じだったのでとても理解しやすかった。

分配原則にまで憲法が関係するなんて。憲法は意外と生活に関係あるんだなあ。

 

華氏911を見た。ブッシュを支持していたのだが見方が変わった。

ファルージャの現状は人間による人間への暴力か?また、これは市場経済を採用した代償か?→暴力。代償ではない。市場経済がかならず戦争を有無とは限らない。(レーニンの帝国主義論に言及。これはかつての話し。現代の修正資本主義では不可避ではないのでは。)

 

質問表は早めに配って欲しい。質問を忘れてしまう。→メモしておいて。

 

レポートについてもう一度教えて→個別に

 

さむい。

工事の音がうるさかった。2名→事務長に要望

 

 041118 136−143 質問感想

 

貢献度は具体的に測れるのか→温度計のような器具は無理では?市場での価格しかない?(自己の労働=生産物の効用の相対的交換比率としての評価。)

公平と衡平の違いは→衡平はつりあい、公平は偏らない、の意味。似ている。自説では前者を使う。

137−後ろから8行目 交換当事者の交換は最終財か、生産者同士の材料か→最終財

マルクスの蒸留法の名前の所以は→蒸留する、のイメージから。

企業家労働とは企業に雇われている労働者の労働のことか→No.企業家の労働のこと 

138 第二段落の最初4行 数式がよくわからない→

 

142 時差説とは→181参照。

143 新機軸とは→新発明のこと。通常、大きな発明をさす。

労働市場(=労働力市場)では、賃金は合意によって決まるのか、売上によって決まるのか→売上を予測した合意によって決まる。

なぜ利潤だけ市場の影響を受けないのか→正確には市場で直接決まらないということ。他の要素が決まり、それが販売収入から引かれて決まるという間接的な決まり方をする。

利潤が「残り」で決まるというのが不思議。

企業家の貢献度はどうしたらわかるか→労働者の貢献度が分かれば。

長期にはどの労働も同一の収入を得る、がよくわからない→自分の賃金より高い賃金をもらっている人がいれば、その産業に移動して同じ賃金を得ようとする。これが続くと、移動先の賃金は下がり(供給増)、移動もとのそれは上がり(供給源)、結局皆同一賃金を得る。

自分の労働が高く評価されると移動すると言うのが分かりにくい→高く評価されるように、移動する

産業間を移動するコストはどう考えたらよいか→ここでは無視している。実際には、たとえばそのコストが、自らの能力向上のためのコスト(教育費、訓練費など)から差し引かれ、移動能力はその分低下する、といったことが考えられる。

産業移動で値段が下がるとは、効用が下がるということか→Yes and No. 供給が増えること。供給が増えるとは、同じ価格でも供給量が増えること。以前はq1で需給が一致していた。その値段で売りたい人の商品量と買いたい人の商品量が一致していた。 今度はその値段で売りたい人の商品量が増える。だが、その値段で買いたい人の商品量は変わらないので、増えた量を売り尽くすためには、値段を下げて買いたい人の商品量をふやさねばならない。こうして、均衡点はe2となり、そのときの商品量はq2となる。このとき、効用は、総量で見れば変化しないかもしれない("No")が、最終単位で見れば低下している("Yes")かもしれない。

 

     p    d        s1        s2

               e1

                   e2

                q1  q2      q

 

生産物の価格は消費者によって決められるというが、その根拠は→需要者と供給者の綱引き。需給の一致点。

労働能力が等しいとき、人気のある職は競争が激しくなるのか→Yes その分、供給過剰で賃金が低下する。

能力を高めるためには教育が必要だ。だが、親が貧しいとそれが難しくなるのは不公平だ。

労働能力と教育の関係はおもしろい。だが自分から能力を引き上げる可能性を無くしてしまう人が多いのでは。また、ゆとり教育は能力をますます不均等にするのでは。

商品価値が貨幣形態で同質化する点がわからない→同質労働を仮定すれば、すべての労働は同一の貨幣を入手する。つまり、同一価格の商品は、同一量の労働を含み、同一量の貨幣を意味するという点で、同質である。

 

孤立労働より、分業と交換経済のほうが効率がよいのは、人が効率を上げなければという気持ちになるからか→気持ちではなく、実際に分業では生産効率が上がるから。

交換比率というものを考えてこなかったが、授業でそれがとても深いものだとわかった。

資本主義を批判する共産主義者の気持ちが少しわかった。

先生の提言は現代経済を動かすものとなりうるか→それが過半数の有権者の意見となったとき。

支配関係がなければ、古代社会のようにレベルの低いものになるのでは→?

支配関係は悪いものか→人間はそれを減らそうとするもの。(支配されることを嫌うもの。)

ロシアは今後さらに発展するか→Yes ?

企業家といっても、今利潤をがっぽりもらっているのは一部の企業で、他は企業家も労働者もそんなに変わらないと思う。

 

イラク戦争は宗教という求心力を持ったものによる狂信的行動だと思う。

他の国はイラクからどんどん撤退させているが、日本はいつになったら撤退させるのか。国民は自衛隊の存在を忘れかけている。

 

小学6年生のとき、「21世紀に20代を迎える君達がうらやましい」と担任の先生が言った。しかし、実際になってみたらどうだろう・・・。Japan as No.1とはかけ離れたさびしい気持ちだ。明日へ向かって、・・・そう思える、思わせてくれる教育者が必要だ。

 

企業家と労働者の違いが予習ではっきりし、講義でよく理解できた。

講義中にレポートを作成している人もいる。もっと集中して受けて欲しい。→Yes

まとめ方がうまくなっているような気がする。続けることは大事だと思った。

今回のノートはまとめやすかった。(2)

しっかり予習したのでよくわかった。

教科書は指示語が多く悩むときがある。授業ではりんごの例などによって分かりやすい。

要点、少しもわからなかった。

今回は難しく、授業で少し理解できたくらいだった。

 

質問票はできるだけ早く配って欲しい。

板書を消すときは古い箇所から消して欲しい。

今日は後ろのほうがうるさかった。

寒かった。暖房を早くつけて欲しい。(2)風邪気味なので暖房をつけて欲しい。→毎年学部、大学に要望するのだが、いつも、121日からつけます、との返事です。学生達がもっと声を出してください。(学部長、学長に対して要望せよ!)

 

経済政策総論が一週間半もないと寂しい。(2)→楽しみにしてもらえるのはうれしい。

 

休講になった分の補講はあるか→その予定。ただしQAのみ。

 

なかんづく、ではなく、なかんずく、では→Yes (中に就く、から来ているが、広辞苑では、読み方は「ず」になっていました。)

 

 

138、最初の段落 パンを買う際,もっと安価に(自分で?)パンを作れれば、その人はパンを買うことをやめるか→Yes 

 

(比較優位説との比較)

 比較優位説:二国間で、二財のいずれもについて、一方が生産性が高いとする。だが、両者は、それでも二財間で一方の生産に特化したほうがよい。

 

1)場合1

 

@ 商品1単位あたりに必要な労働量 

         C財       D    

  A  4人      3人                

 B  1人     2人                                                          

生産量       

 

A 比較的生産性の高い方に特化したとき

 

         C財       D     生産量

  A  0人      7人    

 B  3人     0人        

生産量  3/1単位 7/3単位

 

2)場合2

 

 しかし、このとき、B国の生産性が次のようであったら、上のような特化の結果、C財の生産量は3/2となり、特化以前よりも減ってしまうの。

 

B     C財       D    

  A  4人      3人                   

 B      

生産量       

 

C     C財       D    

  A  0人      7人                  

 B      

生産量  3/2      7/3

 

 では、このとき(Bの場合)、特化に関して、何も起こらないか?いや、起こる。このとき、価格は労働量で決まるとすると、C財とD財の交換比率は、A国では4:3、B国では2:1なので、あなたがA国の商人、私がB国の商人ならば、あなたはD財をB国に持っていき、そこで売ろうとするだろう。そうすれば、B国では、A国でよりも多くのC財を入手できるからである。同じ理由から、逆に、私はC財をA国に持っていき、そこで売ろうとするだろう。こうして、A国に持っていくために、B国ではC財の需要が増えるので、価格が上がり、その生産者が増える。つまり、B国では生産がC財に特化していく。同様にA国でも生産はD財に特化していく。その結果、CDの交換比率がB国では2:1から上昇していきA国では4:3から低下していく。こうして、両者の比率が一致するまで特化は続く。

 

 以上より、1)、2)の例から、いずれの場合の比較優位においても、完全な特化か、ある水準までの特化かの違いはあっても、生産性がどの商品においても優位、または劣位にある二国間においては、生産の特化が生ずることになる。

 

 これは一国内においても、複数商品がそれぞれ生産され、しかし、同時に、人為的、または自然的な障害があって、生産性の差が解消されえない場合、このような分業と特化のある程度の組み合わせが生ずることになる。

 

 041130 144−156 質問感想

 

152、例証的農業社会、とは→例にあげた、の意味。

 

・危険負担説と限界生産力説の関係は→利潤は残差として決まる。そのさいの企業家の貢献の一つは危険負担である。これが危険負担説。しかし、他の要素(労働、機会など)の新結合力の問題が未解決の説明である。また、より明確な基準は社会的純増分である。よって、新結合力を含み得る、労働者の賃金の正しい決定の問題に視点を移す。(生産要素中、機械、原料費などは考えないでおく。)すると、賃金が正しく決定されていれば、収入から賃金を引いた利潤も正しく決定されていることになる。そこで賃金の決定理論を見ると、通説として限界生産力により決定されるというクラークの説明がある。そこでその正誤を検討する。こういう流れである。

 

・事前は生産費用で事後は販売価格のことか→Yes.

・危険負担労働は資本主義社会のみで起こるか→市場経済社会すべてで起こる。市場経済では市場に出してみないと、売れるかどうか分からない。(注文生産は例外。)

・企業家が危険負担をしてマイナスの所得となった場合はどう考えるべきか→その企業自体の貢献がマイナスだったということ。労働者の貢献も。賃金を支払っていればその分は企業家の損失。

・企業家労働の貢献度、で、(1)は規模の経済のこと→?

 

・貢献度とは、使用した労力に関係なく、結果として生じた利益のことか→貢献度が決まるには、まず売れることが必要。次に販売収入を、各自の貢献度で分配する。

・賃金が最終的に力の論理で決まることが残念だ(2)。この行き過ぎを抑える法律が重要だ。

公務員の給与は適正か→市場で決まらず、税で決まる。公共財は一人一人に売るものでないので、これしかない。ただ、民間企業と比べて決める。つまり、社会の平均となる。この決め方でよいかという問題。よいのではないか?

 

148、後ろから43行。新労働者はなぜ最初の労働者より安い機械を持つと決め付けているのか→限界生産力()の逓減を前提。つまり、短期。長期には新しい機械を導入し、限界生産量は逓増する。図1参照。よって、賃金(商品量で測ったそれ)も増加する。ただし、いつも、平均生産量と限界生産量の差は企業家の手に入るという関係は続く。

・クラークの考え方は実証的に証明されているのか→限界原理によって賃金が決まる、という点については、最終単位の労働者については、企業家はそう決めるしかない。問題はそれ以前の労働者にまでそれを適用できるかである。彼はできるという。これはもう一つの要素、つまり、実際の力関係による。企業家がそうしたくても、労働者が抵抗する可能性がある。するとそこで企業家と労働者の間での綱引きが始まり、力関係によって決まる。

・限界効用逓減は、資本の一人当たり資本量が減るから生産量は同じようには増えないということか→限界生産量逓減。Yes.

・平均的生産量とは→労働者一人当たりの平均生産量

・賃金決定は合意ではなく一方的決定で決まるのでは→

1年前期のミクロTの限界生産量が出てきた。ミクロも役に立つんだ。

 

・長く働いていると賃金が上がる現象はどう理解したらよいか→生産性が上がることに対応して多く支払われる。(これに生活上の必要、たとえば子供の教育費など、が大きくなる点もくわえられる場合があるだろう。) 図2参照。

・クラークの考え方だとワークシェアリングが理論上行えないのでは→限界原理を使うので、平均原理以上に賃金が早く下がり、労働者はそれを嫌うから?

 

・単純に思えていた賃金、利潤に関して学問的に興味が湧いた。

・平均を働き、限界を報酬に対応させた説明がなされたので限界の概念が理解しやすくなった。

・クラークの説は脅しとも取れる論理だ。だが現代社会は彼の論理に当てはまっている。なぜなら、雇用者の数が資本家の求める数よりも明らかに多く、資本家は、人材を選択することができるからである。その証拠に、大学生が高校生の初任給で雇われている。結果的に高校生は雇われにくくなってしまう。ならば、彼の論理は現代社会を反映しただけで解決策となる明確な答は提示されてはいないのではないだろうか。

 

・スポーツ選手や歌手は、需要が多いから賃金も高いという市場の原理で決まっている気がする。需要が多いということはそのまま、社会に貢献しているということか→

 

・将来自分が就職したとき、自分の会社に対する貢献度をきちんと評価して欲しいと思った→ここでの学習がその役に立つとよいのですが。

 

・ゴルバチョフ

 世界は退化している。今後4年間も退化していくだろう。

 すべての者にとって有益な新世界秩序とは→世界で、意見が割れている。ブッシュ陣営と反ブッシュ陣営と。

 ハーバード仕込みの青写真とは→市場経済の導入を急いだことをさすのだろう。市場経済の仕組みは、それを補う労働者の保護制度、弱者の保護制度などがあって、社会全体を支える仕組みとして機能する。これなしで機能させると労働者、弱者に大きなダメージを与える。

 当時の情勢がより分かった。

・機械が発明され、人件費が減ると、一部の人間だけが豊かになる。この所得格差の問題はどう解決したらよいか→絶対値では全員の生活水準が上昇している?それとも、ホームレスの人々を考慮すると昔と変わらない格差がある?まずこの問題を考えねば。次に、格差は解決すべきかの問題を解決する必要がある。すべきとすると、どこまでの格差を縮めるべきかの問題が次に来る。

 

・新機軸に関して、IT革命には、IT化も含まれるか→Yes.

・なかんずく、と、なかんづく→前回分(省略)を参照

被傭者と被雇者→同じ。被用者も。

 

どんどん難しくなっている気がする。

分かりやすかった。

予習のとき何度読んでも難しかったけれど、授業の説明でクラークの主張と問題点が理解できた。

 

やはり授業は今日のように静かな中で行うほうがよい。

青ペンが見にくかった。

 

 

1

         短期                  長期

 

 

 

 

 

 

 

     

2

                実線・・・実際の、労働者間での分配。勤続年数が考慮される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 041202 156−166 質問感想

 

031094 何か書きなさい。後23人。

 

・限界生産力がよくわからない。(3名ほど)

・利潤最大化の点はXですよね→Yes

・メーカーが新製品を出すときは、毎回賭けをやるようなものですね。

・企業家労働の貢献度を測るのは結構難しいと思った。

・年功序列でも生涯を見ると実は(同一職の)各人が得る合計は同じである。

・労働力も労働者も意味するところは同じでは→本来、力は売るが人間すべては売らないという点では違う。だが、ともすると人間を売っていることもあるかもしれない。

・企業家の登場によって、独立で生産していたときより利益(賃金、収入)が小さくなるもと独立生産者はいないのか→十分ありうる。

 

EUの国々と比較して日本の労働時間はすごく長いのに生活水準はあまり変わらないというのは本当に不思議だ。→生産性が低いはずはない。ストック(歴史的な富の蓄積)の違いもあるか?

・他の社員が残業していたら、一人だけ帰るわけにも行かないので自分も残業する、そういう理由で労働時間が増える人もいるのでは→以前卒業生から似た話を聞いた。だがそれは上司がそう命令していた。上の例の人もいるかもしれない。(付き合い残業。)一人だけ→「たくさんの人が帰れば帰る」?とするとこれは自主性がない、危ない生き方。を日本人が多くしている?

 

・これからは景気が回復して民間の給料が公務員を上回る昔の関係に戻る、戻って欲しい。

・公務員の給与も下げようという動きは、そうすればますます消費が落ち込むのでは→その危険も考えられる。

 

・人の質問を解説するのを聞くのはとてもいいと思う。

 

・時事問題の、イギリスの例、育児休業を取ったほうが生産性が上がる、産休後職場復帰98%は驚きだった。(数名)すぐネットで確認したい。

・日本の企業は長期的な正の効果を無視しているのか→市場における競争がそうさせる。自分だけがすれば短期的に不利になる方が多いのでは?すると外部からの強制(法律による強制)が必要になる。または、長期の利益が出るまで外部から支援する。

・次世代育成支援対策法、うれしいことだ。

・ただ、国が企業に義務づけるのはどうかと思う。→社会全体の利益の比較。(公共の福祉の優先性。)

・休業中の賃金支払い、日本は約4割、北欧は8割と聞いたことがある。

 

・経済用語辞典は購入したほうがよいか→必要。またはインターネットで。

 

・まとめがうまくなった。

・予習をしたほうが授業もよくわかって、こちらを選択してよかった。(3)

・ノートを後日提出するときは研究室のドアポストでよいか→Yes.(できるだけ当日に。)

 

・レポートは、自数が足りないと採点してもらえないか→Yes.

 

・テストの問題はレポート組とノート組一緒か→Yes.

・評価方法の選択→118日までに、直接、講義のあとで伝えること。(レポートを出さなかった者→ノートコースで評価する。レポートを出した者→レポートコースで評価する。レポートを出したもので、その後ノートコースに変える者→のみ、申し出ること。)

 

・今回はグラフが出てきて、ミクロ的な考え方で、なんだかとても参考になった。

・ゼミで労働問題等を学んでいるので今日の講義は興味深かった。

 

・暖房をもうすこし暖かくして欲しい。特に1コマ目は寒いのでお願いします。

 

Date: Mon, 22 Nov 2004 13:34:07 +0900

                                                      

   塚田先生

 

 どうもご無沙汰しております。山田(仮名)です。メールアドレスを変更して最初のメールになります(笑)。最近妙に気になっていた本、「内側から見た富士通〜『成果主義』の崩壊」をやっと買いましたが、活字を見ると眠くなる生活を続けている僕でも、2〜3日で読み切ってしまいました(笑)。「どこの会社も同じなのね」などと最早諦めの心境にすらなりつつある自分が怖くなる反面、「やはり自分の感じていたことはあながち的外れではなかった」という小さな自信も芽生えたりもしました。

 

 というのは、やはり巷間で言われる「成果主義」というのは、企業にとって都合の良い理屈だけが罷り通っていて、単なる人件費抑制を正当化するための名分しかないのだということを、会社で働いてみて肌で感じている今日この頃だからです。実際本書には「『成果主義』導入は人件費抑制の方便」という項目がありました。

 

 「機会平等」と「結果平等」のバランスについて卒論を書いていた(つもりの)身として、また、遅ればせながら「社会人」というイッパシの肩書きを背負ってヒーヒー言いながらサラリーマンやっている身として、ダイレクトに「成果主義」に対する歪曲の潮流を感じています。

 

 うちの会社も9月の中間決算前からその傾向が顕著に現れ始めました。さまざまな形で人件費抑制の圧力が強くなりました。残業の禁止(=サービス残業の増加)、研修の中止、細々とした諸手当の廃止など、様々な形で人件費が抑制され、僕らの確実に給料下がってます(泣)。

 

 「残業の禁止=サービス残業の増加」という構造は、僕も正直学生やってるころはピンと来ませんでした。でも、人件費抑制に伴って人手不足に陥っても、仕事の量は変わらないワケですから(むしろ目に見えて顧客は増えているので仕事は増える)、単純に一人当たりに割り振られる仕事量は増えますし、それを残業なしで時間内に終わらせるというのはナカナカ難しいです。最初は「まだまだ自分が半人前だから」という意識がありましたが、最近「それでもやはり、どうもオカシイ」と感じざるを得なくなってきています。

 

 こういう実感ってやはり会社で実際に働いてみないと解らないものですね。学生時分は「ブルジョアとプロレタリアート」という対立軸しか僕の頭になかったのですが、そんな古臭い対立軸は最早問題ではありません。むしろ一つの組織の中で労働者同士が食い合っているというのが、サラリーマンというマジョリティには最も深刻な問題だと思います。成果主義なんて言っても結局は減点主義的な揚足の取り合いが横行してますし、(僕も常日頃から始末書と譴責の恐怖に怯えながら仕事してます)いくらウチのような新興産業会社と言えども、高度経済成長とバブルの中で発展してきたワケですから、当然高齢化が進んでいます。現場の人間が少ないと感じている反面「何をやっているか解らないお偉方」が妙に多く、年功制の弊害だけが残ってしまっているような気がしてなりません。

 

 今の僕の立場からすれば「この役立たずの中年親父が偉そうにしやがって!テメー一人の給料で現場の人間が3人雇えるんだよ、馬鹿!」という気持ちになりますが、お偉方からすれば「今の会社をここまで大きくしたのは俺たち」というプライドと既得権益の意識があるのでしょう。こうした世代間の対立の方が企業で働く人間にとっては重要なのだということを強く感じています。

 

 こうした一企業の構造は、本質の外れた昨今の政治問題とリンクするような気がします。政治家=経営陣、官僚=管理職、国民=ペーペー社員として考えれば、何のことはありません。現在僕らが批判の的にしている政治問題は実はもっと身近な問題で、日本政治の問題はそのまま日本社会の問題なのだということを痛感してしまいました。

 

 何だか愚痴っぽくなってきましたが、僕が今先生に一番伝えたいのは、自分の置かれた状況を嘆く気持ちではなく、効率性・公平性の実現は非常に困難で、且つ意外に身近な問題であり、今の経済学部生(特に塚田ゼミ生)にはこの本から見た視点で社会問題を考えることのほうが重要なのではないか、ということです(だって近い将来自分に降りかかって来る問題ですから)

 

 経営者の著作を読んで勉強するもの大事なことですが、僕が感じるに、彼らの本は「経営」というより「精神論」の要素が強く、(特にウチの会社の創業者の著作はいただけない)飽くまで経営者としての視点で書かれたものが多い気がします。それはそれで経営者を目指す人にとっては重要だとは思いますが、今回僕が手に入れた本のように企業の内部を「従業員」の立場から見た本も、学生には大切なのではないかという思いで今回メールさせていただきました。生意気言ってすみません。もし先生もこの本を読まれているのであれば、ぜひご見解などをお聞きしたいと思います。

それではまた。

 

 041207 166−175 質問感想

 

・図が難しかった。(数名)

AC曲線がどれかわかりにくかったのでもう一度。

・図が面倒だったが、解説と照らし合わせて次第に理解できた。(2)

・図の説明がわかりやすかった。

・グラフをもうすこし大きく書いて。

・失業者が自ら労働を始めれば生産者数に加わるか→Yes

・利潤が「社会的限界生産力」説で説明できるのはすごい。

 

・生活水準にストックが影響するのでは、になるほど。

・賃金アップだけでなく、労働時間や働き方も労働者にとって大切な要素だ。

・景気は底を打っているはずなのになぜ賃金が上がらないのか?

・賃下げは消費を停滞させるが、資本家から見るとなかなか実現が難しい。→Yes

・残業手当未払いの問題はどう考えるべきか(2)→違法行為。(契約を守っていない。)

・アルバイト先で、正社員の人は明らかにおかしいほど働いている。最近測ろうという言葉をあまり聞かない気がするが、うつに変わってきただけでは。

 

・日本の貧富の格差が開いてきたというが、他国と比べてどうか→

・社会主義以外に格差を無くす方法は→今日の内容。資本主義の枠内でできる改善。

・交渉力の格差は資本主義である以上、当たり前。是正すべきかは分からない。→資本主義初期のような過大な格差は是正すべし。だが、どこまですべきかは難しい問題。

・生活保護の内容は→現在、人口の1%。最低生活保障。

・労働者が少なく労組が力を持たない職場ではどうやって労働環境を改善できるか→地域労組(例「大阪には約300万人の就業労働者がいますが、30人未満の小零細企業に働く労働者は約200万人以上います。このような職場ではほとんど労働組合もなく、賃金も大企業労働者の約60%です。労働時間も長く、労働条件も悪く、それでいて不況やリストラのときには真っ先に解雇のターゲットになりやすい労働者です。そればかりか、この時代にあって、どんどん増え続けている働く仲間たちです。/地域労組は、そんな小零細企業の労働者や、アルバイト、パート「派遣」など、これまでの企業別の労働組合がその対象とはすることのできなかった労働者たちを、企業の枠を超えて、地域ごとに集まってつくられる「一人でも入れる」労働組合です。」http://www9.big.or.jp/~roren/chiiki/

 

・卒業生からのメールについて

 なぜかすごく身近に感じた。

 とてもよかった。成果主義とはやはりこういうものなのだなと感じた。

 今の社会がどんなものかあらためて知ることができた。とても参考になった。(多数)

 卒業後生きていく社会に恐怖さえ感じた。

 賃金、労働時間の問題を、(社会に出る前の)現時点で考え、知っておくことも非常に重要だと思った。

 このメールと同じことを考えている新入社員が大半の気がする。

 会社に入って、効率性、公平性の問題を肌で感じて、自分の意見もちゃんと持ってるのに驚いた。

 卒業後社会に出たらいやというほど実感するのだな→経済学部出身者は、そのときオピニオンリーダーになれる・・・のでは?(ケインズ)(メールNo.2→ 「成熟化社会」なんて言ってもまだまだ残された課題は世の中に沢山あるな、と思います。それが何なのかを熟考する時間は残念ながら実際に働いている身ではナカナカ持てないです。しかし学生のうちにそれを考えても、実情が見えないという悩みもあるでしょうし・・・/ 僕としても、「成果主義というのはコスト削減の言い訳であって、本当行うべきコスト削減はどこにあるのか、それを詳らかに証明するために会社の具体的な帳簿をみたいし、財務諸表を読み取る力を身に付けたい。そこからコーポレートガバナンスがどうあるべきかを考えてみたい、そんなことを研究する時間が欲しいな・・・。」などと色々考えたりします。・・・やっぱり思いますよ。「財務諸表も読めないのに『経済学部出ました』なんて言えないよなぁ」って(笑)。簿記の習得を義務付けられている今の山大生は大変だろうけど、羨ましいです

 紹介されていた本を読んでみたい。(2)

 先生のこの本への感想は→まだ読んでません。

 成果主義に関して:企業内の個々人の貢献を正確に測ることは難しい。→どの程度正確にはかれるか?(山田君の、3人分の給料を取っている人たちの貢献度は?)

 

・成果主義賃金の企業は従業員の士気が落ち、内部崩壊が進むと思う。

・(押し付け的、または自発的?)付き合い残業→集団行動を大切にする日本人にとって、よい資本主義を目指すのは大変なんだ。

・サービス残業は世界のどこの国にもあるのか→前前回のILOのプリント参照

 

・完全に、貢献度基準による分配を実現することは可能か→始めの効率性、公正性、慈恵性の図参照。↓

・現在の労働市場で行われているルールは、多くの人々が長い間をかけてルールを改善してきたことにより、できてきたものなのだと思った。よいところは残し、悪いところは直しつつこれからもより公正なルールにしていかなければならない。

・現在学習中の労働法とのかかわりがますます顕著になってきた。

・組織率2割に驚いた。

・低組織率の一つの原因は、非正規労働者が増えているのに組合がそれに柔軟に対応できていないこともあるのでは。

 

・ワードではグラフが作れないがよいか→不要なら書く必要はない。必要なら手書きで。またはグラフの作成方法を学ぶ。

 

・教科書がだんだん難しくなった。

・ノート作成は大変だが、自分の理解に非常に役立つのでがんばる。

・レポートはテスト前にまとめて出してよいか→よい。が、予習が目的なのだから、できるだけ毎回。

 

・質問への回答時間を増やして欲しい。

 

・最近本当にいやなニュースが多い気がする。殺人、強盗等経済的見地から何か防ぐ方法はないか→

 

・凍えながら頑張りました。

・授業中寒いです。

・室温 暖房機 集中コントロール 20度に設定

 実験 354 暖房開始 室温22度 

               406 最後列  室温20度 くしゃみでる。

                   416 最前列  室温18度 少し寒い

 

・黒板の見え方のチェック

  最前列           最下部15センチ見えず

  前から5列目 最下部5センチ見えず

 

 041209 188−195 質問感想

 

18916行 雇用者の用語→慣用法では、雇用者の言葉で、経営者も労働者もどちらも使う場合がある(今月の雇用者は○○名増えた。」これは労働者をさす。)。これはまずい。本書では経営者を雇用者、労働者を被用者、被傭者、被雇者と表現している。

・ロールズの包括的世界観とは→comprehensive doctrines 世界観のこと。各人で違うことが重要。

 

・経済で主観面(慈恵性)を考慮する人は少ないが、安定した経済、経済政策から豊かな生活が生まれることを考えれば、その元である主観面をフィードバックさせることも必要かなと思った。

・人間が作った社会に取り囲まれながら、人間が作られている。不思議なことだが、すばらしい社会、人間を作って行かなければならないと思った。

・慈恵心の用語法の多さ、違いに驚いた。

・慈恵にはsupererogatory good actは含まれないか→通常は含まれない。厳密には含まれる。例外的な状況。

・友愛という言葉が好きになった。

・人間は私欲に駆られたとき、人間は他人の協力なしに存在し得ないことをよく思い出すべきだ。

・生存権などの憲法の社会保障の規定は、政府から弱者への慈恵性か→政府ではなく、国民からの慈恵性と、もう一つ保険動機もある。

・確かに現在の日本,世界では弱者を助けない強者が増えている。/身近なところでは近所づきあいなどで感ずることがある。

・(世界の貧富格差の巨大さについて)より豊かな生活を送るようになったのは自分達だけなのかと思うと少し悲しい。

・弱者救済の仕組みがあるべき形に確立されるには、一人一人の考え方を変え、社会病理のある仕組みが常識であると考えている人を減らすべきだ。

・私はボランティアをしているが、それは3番目、4番目であってはいけないですね。先生は本当に熱心に教えてくれると思います。→うーん、自分では分かりません。でも、何かうれしいですね。

 

・経済は成長せずに現状維持ではダメか

 

・アメリカ人は、善と悪のように物事を二分化したがる。それで社会が分裂しやいのでは。

・世界は多様であってよいし、むしろそうでなければならない。

・真の世界平和を構築するのに、武者小路氏の「人間の安全保障」の考え方が参考になる。

・これから人間安全保障に対して日本がやるべきことが、少しではあるが具体的に分かった。

・北朝鮮の今度の遺骨のうそに対して食糧支援打ち切りをすると、苦しむのは地方に済む弱い立場の人々だけだ。打ち切りせずに交渉を続けるべきだ。

 

・イギリスの子供の記事、経済発展の裏にはそのゆがみみたいなものが必ずくっついて回るのかな?これから発展していくであろう中国、東(南)アジアなどの国ではそのゆがみを出さないよう経済発展して欲しい。

 

・今日の予習は非常に分かりやすく、すらすら書けた。

・今回のまとめは割と楽だった。

 

・気のせいかいつもより寒かった。→二台のうち、1台のみ、20度から24度に設定温度を上げていた。次回は2台とも上げてくれるとのこと。

・今日は声が聞き取りにくかった。→声がかすれていたせい?

 

・就職活動の欠席も欠席となるか→Yes

・授業レポートは最終的にいつまでに出せばよいか→基本は毎回講義後。病気などでどうしても無理なときは、最終回(補講を除く)までに。

 

041214 196−207 質問感想

 

・今までのロールズの考えを一気に整理できた。

・ロールズ理論は具体的状況を考えてみるととても分かりやすい。

・ロールズの考えと自分の考えに共通項があったのでうれしくなった。

・ロールズは自尊心は競争経済ではあまり損なわれないというが、現在、損なわれていると思う。

・ロールズの善は、より狭い、その人にとってよいと思えるものか→Yes

・ロールズは生産に加わらない人への配分上の正義は扱わないが、これでは弱者が生きていけないのでは?→次のステップで考える姿勢だが、不明部分。

・つまり無知のベールとは、自分がもしかしたら世界で最も弱い存在なのかもしれないからそのような存在にも不利にならないようにしておこう、という考えが働く環境ということですね→Yes!

・社会的理想と社会全体の福祉は別のものか→good question。前者は後者を含むと私は解釈する。だが、ロールズは、社会的理想>正義(個人の不可侵性>社会全体の福祉)と考えるので、社会的理想の一つの形が社会全体の福祉最優先となったとき、この大小関係と矛盾する。

202、道徳的知覚の混乱とは→一つの解釈は、公正基準の分配と慈恵基準の分配を同時に扱うと、問題が複雑化しすぎて扱えなくなる、とのおそれでは。たとえば10人の会社で1000万円の所得があり、それを分けるとき、障害者が現れて「私も困っているから分配に参加させて」と言ったらどう分けたらよいか考えにくくなる、といったことではないか。

・他者に影響されない独立性の箇所に強く賛同する。

・現実は、社会全体のために個人の平等な市民権が多少なりとも犠牲になるのか→道路と立ち退きの例で、補償によって犠牲を補うと話したが、やはり愛着のある場所を離れるという犠牲が生まれるかもしれない。

・(不可侵性と社会全体の利益)自衛隊派遣で日本はアメリカから信用を得る利益があるが、派遣される隊員、家族、現地イラク人はどうか→ここには功利主義が使われている。だが犠牲の中でも最大の命を賭けることが本当に必要なのか。マスコミでは、小泉首相は、たとえ隊員が一人、二人死んでも撤退させないつもりだとの推測がある。(一方、らっ非被害者の遺骨の件では、DNA鑑定が捏造だとして、これで経済制裁をしたら北朝鮮は武力に訴えるぞと言った。どうするのがよいか?

・格差の幅を見るのに恵まれない人の自尊心を破壊しない大きさというところがおもしろい。確かに重要だと思うが、恵まれない人の立場に立ったこの見方が変わっていてそこに目をつけるところがすごいと思った。

・不平等分配を許したときより多くの成果が生産される、はまさに資本主義の考えだと思った→社会主義でもありうる?

・民主主義でより自分の欲を満足させるか、それとも社会主義である程度のもので満足するか、どっちがよいのだろう。→民主主義は資本主義を意味する?

 

・本で読むと話からなかったが授業を受けるときちんとわかるようになってきた。本を読んですぐわかるようになるといいと思う。→このテキストはじっくり何度か読む必要があるかもしれません。私もロールズの本は本当に何度も何度も読んでいます。それほどまででなくとも・・・。

 

・今日の要約は難しかった。(多数)

・今日の講義は今までで一番難しかった。

・ノートはまとめにくかったが授業はよく分かった。

・哲学的なところが好きだ。→1236章。

・たとえが分かりやすかった。愛や妬みなど経済に関係ないように思ったが今日の講義であると思った。

 

・期末の問題にはびっくりした。自分で作れるか心配。→大丈夫です。迷いが残ったら相談にのります。

・試験のやり方がよい。自分のやりたいところができるのでやりやすい。(3名)

・期末試験、講義で話したこと、テキストの中にあることなら何でもよいか→Yes

・テスト問題の配点はノートコースとレポートコースでは違うか→違う。20点と60点。

・最近まとめが機械的なっている。内容理解が伴っていないと、テストは大丈夫か心配。

 

HPがうまく開けなかった→12ヶ月前にHPの位置を移動したとき、いくつかのファイルに不調が起きたようです。改善を試みましたのでもう一度やってみてください。

・教育論文はどこで読めるか→シラバスにアドレスあり。私のHPからも入れる(。

・就活で欠席は欠席扱いか→Yes

・ノートは最後の提出日までにすべて出せばよいか→Yes だがそのやりかたはできるだけ避けて欲しい。毎回の予習が狙いなのだから。

 

・神の子たち、見に行こうと思う(3名)

 

041216 207220 質問感想

 

・無知のヴェールというものが流れの中でだいぶ理解できた。

・友愛は社会的弱者を含まないのか(多数)→ロールズは含めていない。排除でなく、単純化のため、まず、含めない状態から始める。私は慈恵性と友愛を同じ意味で使っている。ここでは私は社会的弱者を含めている。

 

・ウィルソン、ドーキンスの国籍は→イギリス

・人間の心性を遺伝子的に見る説を始めて知って、おもしろいと思った。

・多様性で考えるとクローン技術を人に用いるのは危険なのかな。

 

 

・己の中に他が入り込むというのが驚きだ。

・人間は利己的な一面の中に利他的性質を持つことが分かった。

・他人を慈しむ心が慈恵心で、自分大好きが自愛心か→Yes.

・自愛心と慈恵性のバランスは合理的かつ当然なことだということがよく理解できた。

・人間は利他的行動のように見えることも己のための行動であるのかもしれない。

・慈恵的精神に欠けている人は極端に言えば人間らしくないのか→おそらく皆それをもっているのではないか。

・まったく努力をしない人にも分かち合うべきか→イソップの「ありとキリギリス」でも取り上げられている。問題は、私たちがどう感ずるか。その人が死にそうなら、ほんの少しだけ分けてあげる。そうでなければ分けてあげない、となろうか?

・人の持つ類的性質の重要さがこの講義で学ぶことができるとは思っていなかったが、多くの視点から物事を見つめることが大切であるとあらためて考えさせられた。

・ニュースで老夫婦が9億円を日赤に出していた。大きい慈恵だ。

・人類みんな友達とよく言うのになぜ戦争がおこるのか?

・非とは本来、友愛的な精神を持つのか、それとも利己的な性質を持つのか、理論として確立させる場合、これをはっきりさせなければならない。なんだか生物学、心理学、社会学、人類学、様々な角度からの検討が必要である。○○であるという風に決めることはできない。互いのバランスの中でそれらは決定されていくからだ。どの方向に傾斜するかは時代、社会状況に左右されると思う。

 

・ミトコンドリアの証明は、皆がそれを認識することで少しでも争いを減らすことにつながると思う。

・全人類は互いに関係のある家族、の視点で行動していくことが大事だ。

・名前が日本人らしくない「日本人の母」がいるが、この人も日本人か→直接本を読んでください。

・多様な人間が画一的な人間に収斂することはあるか→その一つの方法=ナチスの優性政策のようなもの。

・「さらに多様な人間」は可能か→世界的な人種間の根因の発展によって可能?

・『イブの7人の娘たち』は読んだことがある。みんなにおすすめする。

 

・今日はとても分かりやすかった。

・今日は今までで一番難しかった。

・最近授業に人間の心理についての考えが入ってきて難しく感ずるようになった。

・後半になるにつれてだんだん何が書いてあるかわからなくなる。

 

・経済の政策について徐々に分かってきた。特に政策を行う本質には人の様々な事情(人間についての様々な考察が必要?)があるんだと思った。

 

・推理小説について→『ダヴィンチコード』

 

・経済制裁をしたら宣戦布告とみなすと北朝鮮が言っている。心配だ。

 

・今日は寒かった。

・今日の教室は適温だった。

 

・僕も自転車を取られた(2名)。

 

・質問を読まれなかったらききに行けば教えてもらえるか→Yes+最終回はすべて質問への回答。

 

・毎回出席し、ノートを出してマイナス点を言われなかった人は皆80点あるのか→Yes

・テストを受けなかった場合減点になるか→No。積み上げ方式。

・教育論文も要点をまとめるのか→Yes

・期末を受ける条件に出席は関係するか→No

・期末試験は授業で扱ったものなら何でもよいか→テキストの中から。

・問題作りの例をあげて欲しい→

  人間社会のルールの決定主体について述べよ

  ルールの決定基準について述べよ

  ルールの目的主体について述べよ

  自然資源の分配方法について土地を例にとって述べよ

  正しい賃金の決定方法について述べよ

  自愛心とは何か   

  ロールズにおける慈恵心を分類せよ

  フィリピンの土地改革について述べよ    

  大学の授業料のあり方について述べよ

  (もっと小さいテーマでもよい)

 

 041221 220−230 質問感想

 

・現代社会は潤いのない社会といえ、社会体制も不安定になっていると感ずる。若者の犯罪の凶悪化、増加もその影響では。

・殺人事件は潤いがないから起こるのか。一概には言えないと思うが→言えない。だが潤いのなさを感じさせる事件もある。(池田小事件、長崎の女子児童の事件などはそれにあたるのではないか。)

・現代日本は特に各人の自愛心が異常に高くなって社会だとなんとなく実感できる。

・今の社会は各人の余裕がなくなっているために慈恵性がなくなっているのだと思う。私も今とても忙しく周りを気遣うことがなくなっている気がする。

・慈恵心と自愛心、友愛についてだんだんと理解できてきた気がする。

・憐れみが私にもあるのだろうか→Yes

・人間の内面事情等が経済事情等に与える影響を紐解いていくことで理解が深まっていくのを感ずる。

・自愛と慈恵のバランスを均等に保つことは不可能である→均等の必要はない。「本来あるべき割合」であればよい。

220ページの12行目の、「己」の拡大とは→105ページ、811行参照。

 

・フィリピンでは失業率が高いことが企業が進出する魅力になっている感じがした(高失業率→低賃金!)。なんだか違和感がある。

・神の子たち、を見に行った。想像していたよりものすごかった。生きる喜びを感じた。/ショッキングだった。/とてもよかった。

 

 

 技術革新を抑える

・スローライフという言葉を思い出した。今の社会は進歩の速度がとても速く、とても疲れてしまう。

・世界の同時的協調とは→同時的な技術革新の抑制。

・技術革新は抑制すべきでない。その成果で失業者の生活を確保できる。→その仕組みがあるときはその方がよい。

 

・他の分野を削減してでも社会保障にまわすべきだ、のところで、自分は防衛費、無駄な公共事業、社会保険事務所の無駄な年金運用にメスを入れるべきだと思う。

 

 

 日本で勉強が楽しくない子供が増えたことについて

・勉強がわからない子供が増えたからではないか。勉強はできるから楽しい。

・日本の教育は受験のためや、生きていく上で役に立たないことも多いからではないか。

・不透明な時代なので勉強が役立つと思えないからではないか。

・勉強を楽しくする方法とは→他人と比べない。本人の進歩を評価する。外国では、今フィンランドが教育先進国だといわれているとのこと。

 

 殉教者の記事

・この記事を見てすごく驚いた。

・どんなニュースでもこの経済政策総論にかかわっていると思った。

・ニュースを見るのが楽しくなってきた。

・若くして自爆テロをするニュースを見るたびに心が痛む。

 

・教科の書の内容がだんだんわかってきた気がする。

・今日は分かりやすかった。

・ルソーの「憐○」の言葉の読みと意味→憐憫。気の毒に思う気持ち。

・当初予習のコツがつかめなかったが回が増すたびに上達している気がする。

・ノートは今振り返るとものすごい膨大な量になったと驚いた。よくやってきたと思う。

 

・レポートは期限後でも受け取ってもらえるか→No

・ノート提出の最終期限は→最終講義の日(124日)。ただし何度も言うが、これは例外である。本来毎回の提出のためのものである。

・試験問題は先生が例にあげたもの、似たものでもよいか→Yes

・期末試験に字数制限は→ない。解答用紙はほぼ35字×30行。裏も使ってよい。ただ、時間内に書けるのは表の面くらいだろう。

・期末試験は、問題1(要約部分?)は、予習のような自由なまとめ方でよいか→文章で書くこと。図はそれに追加してもよい。

 

・教育論文のページ→http://ds0.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~ht/educationfee.htm

 

・前にやったグラフを使っていたところがやっぱりよくわからない。マクロとか経済学科系列を履修していないと分からないのか→ミクロ経済学だけで分かる。例)グレゴリー・マンキュー『マンキュー経済学Tミクロ編』東洋経済新報社、2000年発行、の384387ページ。420421ページを読むとよい。

 

・質問や感想に答えている時間が一番おもしろい。

 

・エアコンが少し暑かった。

 

 050111 242−250 質問感想

 

・ヨーロッパでは地主・小作関係が崩壊したとき、地主の抵抗はなかったのか→農村工業の発展、また囲い込みで小作は農村を追い出された。つまり地主の利益になる方向で崩壊したので抵抗はない。

・日本の土地改革は力関係に添って行われたのか→小作、地主、日本政府、そして米占領軍。最後が一番強力。

・フィリピンでの農地改革は土地分配のあり方の難しさを表している。

・現在も農地改革は続いているのか→2001年時点ではYes.末尾参照。

・なぜフィリピンを取り上げたのか→現在、アジアで政府が強力に農地再分配に取り組んでいる国だから。

・フィリピンへの多額の援助の見返りは何か?日本とアメリカのような関係を作りたいからか?→一つは、相手国の発展、治安の安定は、日本との貿易の拡大につながること。

・日本がどの国へどれだけ援助しているか知っておくのは重要だと思った。

・新潟など、国内でももっと無償援助すべきでは?→特に家。

 

・教育論文は講義するのか→Yes

 

・様々な不祥事を抱える警察に国家の治安を任せられるか→他にいない。

 

・スマトラ島沖自身の被災者の子供が一番欲しいものが学校であるという。これをきいて勉強を楽しくないと思う子供が多い日本は考えが甘く、恵まれすぎていると思った。

・姉がタイで被災したと聞き、初めて恐ろしさを実感した。

・新潟地震ではNPOに連絡を取り物資を送る党ができたが、今回は、何を自分はしたらいいのか。明確な情報が欲しい。

 

・宥めるの読み方は→なだめる。

・自然は所詮人間の作った暦などお構いなしに新たな惨劇をアジアの諸国にもたらした。人間界で言う「今年」も様々な事件、災害が起こるかもしれないが、未来を信じて頑張っていこうかなと思う。

 

・この授業を受けてニュースや新聞の記事などへの視点が今までとは変わり、より深く考えられるようになった。

・他の人が慈恵性について自分よりも深く、しっかり考えているので私ももっと真面目に考えなければ。

・数日前のの先生のイラク戦争に関する投稿を読んだ。私たち自身が政治にもっと関心を持たなければいけないと感じた。(2)

・日本はテロを起こしやすいところだと聞いて恐怖を感じた。

 

・少し寒かった。

 

・テストの字数はどのくらいか→前回分参照。

・教育論文は何を予習したらよいか→前回分参照。(今回も黒板に書いたが?)

・ノート提出の締め切りは→前回分参照。

 

次の資料は農林水産省のHPより。http://www.maff.go.jp/www/counsil/counsil_cont/nouson_sinkou/nogyo_noson_seibibukai/kokusai_syoiin/2/5-5.pdf 

 

農地改革

フィリピン農村社会の特徴の一つとして、スペイン統治時代からの大土地所有制に起因する土地無し農業労働者と少数の大地主が発生し、この土地問題が、フィリピンにおいての農業停滞と農村貧困の基本要因となっており、農地改革が国家の重要課題となっている。

スペイン統治:大土地所有制度より、土地無し農民が大部分を占める

1935 年:国家入植庁を設立、土地無し農民を公有地へ開発入植促進

1963 年:農地改革法制定による地主所有地の農民への再配分

1971 年:農地改革法改正及び農地改革省(DAR)設置

1988 年:アキノ政権、総合農地改革計画(CARP を策定

1993 年:総合農民支援を行う農地改革コミュニティ(ARC)を全国展開

1998 年:CARPは期間を2008 年まで10 年間延長、資金を倍増

〜現在:農地改革を貧困緩和の重点施策と位置づけ

1960 年においては、全農家戸数の62%を占める経営規模3ha未満の農家群が全経営面積の25%において農業経営。一方、全農家戸数の6%しか満たない経営規模10ha以上の農家群が全経営面積の33%を占めていた。

その後、農地改革が促進された結果、1991 年においては、3ha未満の農家群は、戸数の79%、経営面積の38%10ha 以上の農家群は戸数の2%、経営面積の23%となり、戸当たりの経営面積は平均化される傾向。

独立以降の各政権において、農地改革を重点政策に位置付けており、アキノ政権時に総合農地改革計画(1988 )を策定し、大規模農地806 ha(目標値)を2008 年(ラモス政権時に延長)までに再配分する計画しかし、長期間取り組んでいる割には、財政不足等により進捗率は69%と上がっていない[20019月時点。]

 

 050113 フィリピンレポート 質問感想

 

 感想

 

・利益のために人の命を奪うと言う帝国主義を確立させようとした人間の考えが理解できない。

 

・従軍慰安婦と言えばあまり感じないが性奴隷と聞けばいかにひどいことだったかと思った。

・ロラの人たち、慰安婦が制度化されていたことに驚き、差別だし、人権無視で心が痛む。

・戦争はある程度しかたの無いことと認識しているが、従軍慰安婦の人たちの心の傷までは仕方ないで終わらない。せめて社会保障をしてほしい。

 

・旧日本軍の残した負の遺産・歴史はもう二度と繰り返させるべきでない。

・日本がしてしまったことを知り、今までフィリピンの事をあまり知らなかったことを恥ずかしく思った。

 

・日本企業は環境汚染や過労死等の問題を起こしていることを始めて知った。

・フィリピンの会社はやばいと思った。人を人として扱っていないようで悲しかった。

・自分はバイトで生活費と授業料を稼いでいるが、フィリピンの労働者より恵まれている。

・特に契約労働者には社会保障、人権保障がなされていないのに驚いた。労働組合の活動は世界的な視野で行なわれ、日本人にも関係があり、関心を持っていくことが重要だと分かった。

・農民銀行をもっと普及させることはできないだろうか。

・思ったよりフィリピンは労働条件が悪い。全体的に改善するひつ世がある。

・それでもフィリピンの人が外国企業で働くのは他のところで働くより収入が多いからだ。本当に嫌なら働かないはず。

・多国籍企業によってフィリピンの労働、経済が成り立っているのも事実だ。

・コーラは私たちでそれをストローで吸い上げているのは日本やアメリカだという言葉に複雑な気持ちになった。

・現地で安い労働者を雇うことがとても嫌なことに思えてきた。市場経済が生み出した悲劇の1つだ。

 

・パヤタスに住んでいる人々の話は驚いた。なんとも言えない気持ちになった。

・パヤタスに対する政府の対応はここの人々のことを全く配慮していないし、残酷すぎる。人々の生活の安定を保証する政策が必要だし、日本はその手助けをしていかなければならない。

 

・同年代の女の子達が売春をして生活費を稼いでいるという現状にすごく心が痛んだ。

・赤線街で働く人たちは様々な事情があって働いている。日本とあまり変らないかも…。

・売買春自体を悪いことだと認識するのはおかしい。どんな時代でも無くならないし、必要としている人が男女ともにいるのだから。

・あまりよくないとは思うが、目的が会ってお金を稼ぐために売春をするのは、その人の人生だからいいのでは。(危ない発言でしょうか?)

 

・フィリピンの大学、ポスターとかビラは日本よりも活発ですごい。

・教育予算が205億ペソに減らすのは下げすぎだ。しかし無駄な経費を削れるのは良いことなのか…?

 

・フィリピンのことを世界の問題として捉えることが必要と言うことは強く共感できた。

・フィリピンの悲惨な状況は予想を大きく越えていた。劣悪な労働環境には閉口した。同じアジアに住むものとしても様々な手助けができたらよいし、したい。

・お金を稼ぐのが苦しいのはいっしょだがフィリピンは日本の比じゃない。世界には似た地域がたくさんあると思うが、それらの人々やフィリピンの人々のためには何ができるだろう。

・自分達が幸せな環境で育ったと感じた。

・過酷な生活の中で子供たちは明るく遊んでいるが年を経るうちに現実を見るようになり、夢を失ってしまうと言う話を聞いて、裕福な国がもっと援助すべきだと思った。

・この何年間かで今が一番国際協力などの面で様々な議論が行なわれている気がする。

・こんな現状を知ったので、自分は今を精一杯生きて少しでもいいから何か役に立てるようにできたらよい。

 

・自分と同じような年齢の方があんなに堂々としかも上手に約90分にわたって発表されたことは感銘を受けた。私も負けないようにがんばります。内容もとても興味深いものでした。(類似、多数)

・自分の言葉で語ってもらえて非常に良かった。

・神の子たちは見にいけなかったので、授業でやってもらって嬉しかった。

・次は自分の目で見てみたいと思った。(複数)

・実際に行ってみてしか分からないフィリピンの厳しい雇用状況が分かった。

・外国のことを勉強するには実際にそこに言ってみる必要があるのだなと分かった。(複数)

・世界で起こっている問題に自分がどれだけ無関心だったかわかった。

・文献や資料も良いが、現場や生の声も良い。人の気持ちが分かるだけでなく、固定観念でものごとをとらえることを破ることができる。

・先生の授業とは趣の異なった貴重な話が聞けた。

・自分の中にあったフィリピンのイメージが随分変わった。

 

・日本軍のやったことの爪跡を見学するため、中国に行ったことがある。中国の人にも慰安婦になった人がいて、中国語は分からなかったが苦しみや悲しみは伝わってきた。他にも細菌兵器の工場跡、在中日本人の話も聞いた。日本人の慰安婦もいた。その人たちはお国のためと自分から参加していたようだ。日本にも以前こういう時代があった。だから自分の国のこととしても真剣に話を聞かなければならない。

 

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・土地改革の将来を決めるのにはバランスが大事だ。(小作農の要求と成長過程のように。)

・議会の中に小作層の人たちが入っていくのも必要だ。

・フィリピンにおける公正な土地分配のルールとは同法の完全な実施、特に私有地に対するそれだと分かった。遠い国にいる私たちにもできることはあるのだ。

 

・教室が暑かった。→上と下で非常に温度が違う。対流装置が必要。

 

 050118 教育論文() 質問感想

 

・フィリピン問題の回答の時間はもっと長いほうがよかった。

・フィリピンに学ぶことも多くある。

・政不が推進するグローバル化は、あくまで企業にとって野よりよい環境作りになっている。少なくとも企業活動を監視する目が必要だ。また、貧困が人間に何でもさせてしまうことに、世界規模の重要課題を感じた。

・売買春をなぜするかについてのフィリピンの人のたとえ話がすごく印象的でびっくりした。(ビルの屋上、包丁を握り締める、の話)(2)話を聞くのと実際に行ったのではまた全然違うと思うので私も機会があればフィリピンに行ってみたい。

・もともと売春がよくないと思っていたが、再認識した。

 

・大学もぎりぎりでやっているのだから負担を増やしてもよい。

・確かに高いが、高等教育が受けられるのだから仕方がない。

 

・日本が世界一国立大の授業料が高いと聞いてびっくりした。

・授業料の問題はいよいよ深刻になってきている。

・学費の低い入学年度の早い先輩がうらやましい。

・値上げは止めて欲しい。何のために国立に来たのか。

・学生にとっても親にとっても厳しい。

・反対。私立みたいになったら国立、私立の区別なんて必要ない。

・お金が足りなかったら私たちから取ればいいみたいな感じがする。個人だとあるお金を以下に使うか考えるが、政府レベルではそれは通用しないのか。

・学生誰もが反対と思う。退学せざるを得ない人が少なからず出てくると思う。数年後にはその国のためになる人材に対して授業料を取って学生を減らすことは、同時にその国の将来を捨てているようなものだ。少子化を招いていもいる。

・友人の中に、高校在学中に父親を亡くし、進学校であったにもかかわらず、就職した人がいる。先月会った時、その友人が「大学に進学したかった」といっていた。いかなる理由があろうと、大学進学をあきらめさせるような制度はやめて欲しい。

・授業料が払えなくて大学に行きたくてもいけないという人が出てはいけない。

・「勝ち組=金持ち」がどんどん進んでいる。

・体育会などは、そのうち予算がもらえずなくなってしまう可能性があると聞いた。

・無償教育で社会への参加を促すことは不可欠のことだ。それを優先できない日本の現状とはどうなのか。

・学長などがそれほどに講義しているなんて始めて知って、驚きだった。

・授業料の問題を含め、これからの日本社会には様々な問題が山積みだが、何とか前向きに生きていくことを忘れず頑張りたい。

 

・日本の教育制度の明治以降の流れがよくわかった。

・国民が政府を監視する力を育てるためにも、機会均等、無償化は必要だ。

 

・国立はどの学部でも学費は同じだがなぜか?→

・教育は、すべての人に平等に機会を与えるべき、というのが一番大事な要素だと思う。

 

・もし国立が無料化したら、私立はもっと補助金を求めるのでは?→

・私立は国立より高品質の教育を提供すれば学生は来る。そうすれば国立も上げよ、という必要はない。

・無料化したら教員の給料がなくなる?→No.税金で払ってもらう。

 

・他の支出を減らせば学費値上げを回避できるのでは?(2)→

・無償化は必要だが日本の財政が許さないだろう。

・そもそも私立、国立の差とは何だろう?→

・私学のために税金を使うのなら国公立を増やしたほうが良い。

 

・もっと安ければ、仕事をして講義を休むこともなかっただろうし、もっと勉強できたと思う。

・大学が無料化したら進学者がもっと増え、優秀な人材が増えるだろう。(3)

・無料化したら遊ぶ人も増え、知力がもっと低下するのでは。

 

1970年代以降の授業料値上げ傾向は、1918年の鎌田栄吉氏の発言が一つの原因か?→その流れが。

・戦争への反省と教育の関係をもう一度→

・私学経営の困難化は私学の数の増えすぎでは→

 

 

・マイクの調子が悪いのなら直して欲しい。(3)

・暑かった。(階段教室。循環器必要。)

・となりのカップルがうるさかった。(以前からずっと。)

 

・教育論文の量がすごくてびっくり。でもがんぱって書きます!

・今日の教育問題で答案を書いてよいか→Yes

・ノート提出と出席で点数が足りていたら期末を受けなくてよいか→よい。(だが、もう一歩勉強になるので、受けて欲しい。)

・授業中のノートや教科書以外に参考にすればよいものは→新聞、雑誌、他の本など何でも。

 

 050120 教育論文() 質問感想

 

・社会全体で子供達が「人なる」ようにするためにも学費値上げはやめるべきだ。

・「人なる」という言葉には実に深い意味が込められていると思う。親だけでなく周囲の人間全員で子供を育て一人前にするということが、日本ではあまり行われなくなってきているようで残念だ。

・教育は両親だけでできるものではないとあらためて感じた。→そういえば1970年にアメリカの小さな町で、「この地域は良いところだ」と自慢する人たちを始めて見た。これはこういった子育ても安心してできる隣人達が住んでいるところだ、ということも意味していたのかもしれない。

・地域全体でこそだを見ると子供は協力とかいろんなことを学び、偏った考えがなくなるだろう。

・子育てを地域で見るのは良いことだ。スウェーデンの発想だと聞いた事がある。ボウリングフォーコロンバインを私も見たが、カナダでは鍵を閉めないことに驚いた。日本はアメリカと同じぐらい安心感がないのではないか。

 

・日本と欧米では教育に対する考え方が違うのでシステムが異なるのも当然だ。(授業料について?)日本が遅れているとは思わない。

・欧米の学費が安いのは、日本と比べて学習意欲の強い学生が多いので、社会が援助しようとするからではないか。→日本でも無償化になっても、意欲のない学生は入学するべきではない。

・無償化は結局国民の税金となり、国民の負担に変わりないが、国の教育に対しての姿勢がドイツなどより低いと感ずる。

 

・理系学部について考えると(費用がかかるので)税金でまかなうのは無理だろう。また高い学費は学ぶためのモチベーションを高める。

・何のために高いお金を払って大学にいるのか考えようと思いました。

 

・授業料の上がり方に驚いた。もっと反対の声を上げないとだめだと思った。

・私の友人にも学費が高くて大学を辞めた人がいる。

・今朝新聞で「山口大学授業料値上げ」という記事を見て「あー、これかー」と一種の感慨を覚えた。私立の割合が高いのは日本だけというのに驚いた。(類似、2名)

・ただでさえ高い額日がほんの1万数千円上がるだけでもその負担は大きい。

・政府は学力低下を論ずる前に学費を見直し、行きたい人がいけるようにすべきだ。

・公立でも私立でも学生が苦しむほどの学費であってはならない。教育は国が最も力を入れるべき分野の一つであり、能力のある人を高学費で無視してはならない。

・安上がり教育のつけはあちこちに出ている。また、ゆとり教育から総合学習を減らすといってみたら、実際に教育を受ける立場としたらうんざりだ。政府は本当に誠意を持って教育をしようとしているのだろうか。

・日本の国は大学教育を国民が受けやすいようにする気はまったくないと思う。

・これからは国立にも援助が必要だ。→国立大学法人にはかなりの資金が入っています。

・授業料は欧米水準に下げ、公的援助を高めていくべきだ。

 

・返済不要の小学制度に竹中育英会がある。

 

・授業料がなくなったらさらに受験競争が激化しないか→するだろうが、それは正しい激化。

 

・私も天皇制には反対だ。君が代の国歌化で自殺した校長もいる。よく考え直すべきではないか。

 

60分遅刻しても出席になるシステムは変えるべきだ。→同感です。あとは「機会費用」の問題です。

 

 年間を通した感想

 

・予習ノートは週2回と大変だったが授業の理解がスムーズになった。終わって達成感がある。他にも応急処置やフィリピンの講義もあって充実した授業だった。

・先生の話は要点をついていて楽しかったです。また「神の子たち」を紹介していただきありがとうございました。見に行って多くのことを感じました。とてもすばらしいドキュメントでした。

 

・テキストを自分で読んで予習して講義を聞くという授業形式なので、とても分かりやすく勉強になりました。

・先生の授業はわかりやすくて好きでした。

・毎週のレポートがかなりきつかったです。

・毎回のレポート提出は思っていた以上に大変でした。

・先生の論文は読むとどれも大切なので要約するのがとても難しかった。

・この授業は毎回レポートがあり大変だったけど、その分やりがいもあり、先生の話も面白かった。

・最初はまとめるのが大変だったが半年間やってみて結構まとめるのがうまくなったような気がします。

・授業お疲れ様でした。ありがとうございました。予習ノートのため、授業に集中できました。

 

・とても考えるのにいい機会になりました。

・この授業を通して経済の政策をいろんな視点から細かく見ることができた。今授業で習ったことを活かして、これからの日本のことを考えていきたい。

・この前と今日の授業は(教育費)とても自分にとって考えさせられたものでした。この授業以外でも、今日のような講義について考える機会があればいいと思います。

・教育論文はとても長かったのでかなり時間がかかりました。やりがいのある授業でした。

・今日で最後の授業だったのでなんだか寂しいです。テスト、精一杯頑張ります。

・後期を通して、内容的にはなかなか理解しがたいところもありましたが、今までと違う見方を一つ覚えたような気がします。

・この授業を通して市場経済の詳細が良く見えたと思います。

・この授業を受けて今までの自分の公平性の考え方が変わりました。そしてこの社会の経済システムにはたくさんの人々が言及し、研究されていることもわかり勉強になりました。

・楽しい授業ありがとうございました。

・授業にでて分からない部分も多かったけどおもしろかったです。

・内容は難しかったですがおもしろくいろいろ学べました。

 

以上