engL010-00946
2002

部署名  工学部
設置場所 工学部 応用化学工学科 応用物理化学研究室

装置名称 原子吸光分光光度計
型式   日立製作所製 180-30型

導入年月日1984/1/10
導入金額 7,120,000

装置の概要
 装置本体(180-30型),GA2B型黒鉛炉原子化装置からなる。

装置の原理
 ナトリウム化合物を炎の中に置くとナトリウム固有の光を発す る。いわゆる炎色反応であり、可視部の光を発する場合のみ人間は感知できる。大部分の金属元素は人間の目では感知できない紫外部の光を発する。これとは逆に金属元素は加熱し原子状態にすれば、それぞれの元素固有の光(発生する光と同じ波長)を吸収する。この原理を利用し、フレームまたは,黒鉛炉により試料を原子化し,それに金属元素固有の波長の光を照射し,その光の吸収の割合により,微量の金属元素を定量する。

共同利用について
 現在,共同利用は行っていない。本方法での分析法の研究をしており,連日使用しているため,共同利用は現在不可能な状態にある。使用が少量の場合は,分析の相談に応じるが,装置が旧式化しており使用できない場合もある。

共同利用に際しての注意
 溶液試料のみ定量可能。ただし,現場で希釈等の作業が必要。標準溶液も利用者が各自で用意する必要がある。現在,黒鉛炉法専用にしているので,フレームを用いる方法は不可能である。

必要経費

装置担当者
所属 :工学部 応用化学工学科 応用物理化学研究室
氏名 :松崎 浩司
内線 :9202
E-mailkomatsu@yamaguchi-u.ac.jp