sciL020-00001
2002

部署名  理学部
設置場所 理学部 放射線測定器室

装置名称 半導体放射線検出・波高分析システム
型式   EG & G ORTEC社, GMX-20190- P, LBV-S-210他

導入年月日1996/4/1
導入金額 9,212,910

装置の概要
 本装置は、γ線を検出するGe半導体検出器、鉛遮蔽体、波高分析器(マルチチャネルアナライザ)、デスクトップ型コンピュータを利用したデータ処理装置からなり、日本語を使用したソフトウェアーによりデータの転送、分析を行い、その結果を記録、表示、プリンタ出力をするものである。

装置の原理
 検出器に使用されている高純度Ge結晶に、試料から放射されたγ線が入射すると結晶中に電子・正孔対が生成する。この電子・正孔対をバイアス電圧によって電極に集めることにより、線量を測定する。また、波高分析器を装備しているので入射γ線のエネルギーも知ることができる。これらから、測定試料中のγ線放出各種及びその量を知ることができる。

共同利用について
 共同利用は可能である。ただし、装置責任者に連絡をし申し込むこと。また、測定は共同利用者自身に行っていただく。

共同利用に際しての注意
 理学部は、表示付ECD装備のガスクロのみを使用する届出施設であるので放射化した試料の測定はできない。また、測定を開始する前に検出器を液体窒素で冷却しなければならない(8時間以上)ので、測定前日からの作業が必要となる。

必要経費
 検出器冷却用の液体窒素及び消耗品は、利用者各自が負担。

装置担当者
所属 :理学部 自然情報科学科 物理学講座
氏名 :笠野 裕修
内線 :5678
E-mailkasano@sci.yamaguchi-u.ac.jp