vblL010-02155 0219
2002

部署名  ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー
設置場所 VBL棟

装置名称 超高真空成膜装置
型式   アネルバ製 EVP-30802

導入年月日1997/2/25
導入金額 28,840,000

装置の概要
 超高真空下(10-8〜10-7Pa)で,複数の蒸発源を用い,反射電子回折による構造評価を行いつつ,同時蒸着あるいは交互蒸着を行い,金属,半導体,絶縁体等の高品質な薄膜,多層膜を作製する。ナノメータレベルの膜厚制御が可能。

装置の原理
 金属を中心とする無機材料を蒸発させ,基板上に薄膜・多層膜を作製するための装置である。3基の電子ビーム加熱蒸着機構,基板加熱機構(最高温度900度),反射電子回折パターン表示機構を有す。また,水晶振動膜厚計とシャッターシステムの連動による堆積膜厚の制御が可能。

共同利用について
 現在,共同利用を行っている。

共同利用に際しての注意
 有機物の蒸着および反応蒸着は不可。超高真空装置の取り扱いに習熟していること,または装置担当者によるトレーニングを受けることが必要。蒸着物質,ハースライナー,蒸着基板,クリーニング用品,電子銃用ポート用Cuガスケットを利用者が準備する。ベンチャー・ビジネス・ラボラトリーに研究登録し,毎年度研究成果を報告する必要がある。

必要経費
 利用者が準備する蒸着物質等の購入費用,および取り扱い不注意による故障修理に関わる費用,液体窒素料金の一部等の負担。

装置担当者
所属 :工学部 機能材料工学科 材料プロセス工学
氏名 :中山 則昭
内線 :9651
E-mailnakayamn@po.cc.yamaguchi-u.ac.jp