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部署名 :ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー
設置場所 :VBL棟装置名称 :レーザー分光システム
型式 :Tunami3950,MOPO730,Hamamatsu4334導入年月日:1997/2/25
導入金額 :96,202,000装置の概要
フェムト秒レーザーTunami3950,波長可変レーザーMOPO730,ストリークスコープシステムHamamatsu4334。
100フェムト秒のパルス幅を持つ極短パルスレーザーと,10psecの時間分解能を持つ,発光時間分解測定装置(ストリークスコープシステム)から構成される。極短パルスレーザーは,増幅装置が付加されており,高出力のレーザーパワー(500mW,1kHz,@780nm)が得られる。発振波長は基本波780nm,倍波390nm,3倍波260nmの3種類である。
200nm〜1500nmの波長域で発振可能なナノ秒パルスレーザーと分光装置から構成される。以上の装置を利用して,種々の物質の発光の時間分解測定,発光測定が可能である。また強いレーザー強度を利用した光非線形物質の評価やレーザーによる物質構造変化の実験が可能である。装置の原理
フェムト秒レーザー:チタンサファイヤレーザーのモードロック機構により,100フェムト秒のパルス幅を持つパルスレーザーとなっている。
時間分解測定装置:ストリークスコープシステムを採用しており,比較的簡単に種々の物質の発光の時間分解測定が可能である。
波長可変レーザー:BBO結晶のパラメトリック発振を利用することで,200nm〜1500nmの広い波長範囲で発振可能なレーザーとなっている。種々の物質の励起光源として利用できるだけでなく,レーザーの高出力を利用した実験も可能である。
共同利用について
現在工学部4〜5研究分野,理学部1研究分野が利用しており,今後も共同利用が可能である。共同利用に際しての注意
測定試料はレーザー照射により飛散し部屋の環境を汚さないことが必要である。特に,レーザー光学部品を汚す汚染物質でない必要がある。ベンチャー・ビジネス・ラボラトリーに研究登録し,毎年度研究成果を報告する必要がある。必要経費
利用者が準備する蒸着物質等の購入費用,および取り扱い不注意による故障修理に関わる費用,液体窒素料金の一部等の負担。装置担当者
所属 :工学部 機能材料工学科 材料設計工学
氏名 :栗巣 普揮
内線 :9622
E-mail:kurisu@po.cc.yamaguchi-u.ac.jp